2018年2月24日 更新

春は”香り”から始まる

春は名のみの…などともいい、すぐそこに来ているのになかなか実感できない早春の時期。でも、そんな中、一番早く春を感じ取るのは嗅覚なのではないでしょうか。 ここでは、そんな春の使者、花々の香りについて紹介したいと思います

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先ずは「梅」

枯れ枝だとばかり思っていた梅の木に、いつの間にか梅の花が一輪、
寒さで縮こまっていた心に、ほっと灯りが燈ったように感じる瞬間です。

まさに視覚に春が告げられた状況ですが、つい花に誘われて近づいて行くと、微かではあるけれどなんとも言えない芳香に気が付くはずです。
このつつましい香、まさに馥郁と表現するのがピッタリなのですが、その香りの主成分は酢酸ベンジルというもので、「ジャスミン」や「クチナシ」とも同様のもの。
でもこれは、梅酒でお馴染みの梅の実の香りとは大きく異なります。

この酢酸ベンジル、効能としては精神を高揚させ、多幸感をもたらす、というものがあります。何となく心がうきうきするのは、物理的な理由もあったのですね。
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足元に「水仙」

上にばかり、視線を向けてますが、ここで足元に目を向けてみましょう。
道端や花壇などで咲く「水仙」の花が目に入ると思います。
でもおそらく、「梅」よりも強い「香り」に気がつく方が先になるでしょう。

代表的な品種、「クチベニスイセン」はその芳香成分にストレス軽減効果があり、目で見て、さらにはその香りでと、ダブルでリラックスできるということですね。

また、「キズイセン」は同じ「水仙」でも、違ったタイプの芳香を持っており、いろいろな「水仙」を部屋に飾って、香りのバリエーションを愉しんでみるのも面白いかもしれません。
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真打ち登場、「沈丁花」

香り高い春の花、といえばこの「沈丁花」を措いては語れません。
変わった名称ですが、香料の沈香と丁子の香りを併せ持つといわれたことが、その由来になっていますが、それだけでなく芳香成分は120種以上にもなるようです。

「沈丁花」は、「クチナシ」「金木犀」と並び、「3大香木」に数えられ、その芳香成分の効能としては、鎮静効果、鎮痛効果、抗不安効果があります。
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春の香りを愉しむ

まだまだ寒いこの時期、「梅」や「沈丁花」の小枝や、「水仙」を花瓶などに飾っては見ても、春本番に咲き誇るチューリップなどのボリュームに較べると、残念ながらちょっと地味です。
でも、それに負けない春の香りという、メンタル効果もバッチリな別の魅力を、ぜひとも堪能してみてください。
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この記事のキュレーター

カジスマ編集部 カジスマ編集部