2023年7月21日 更新

階段の安全対策!転落・落下事故を予防するために行うべきこととは?

高齢者やお子さんと一緒に暮らしている家庭では、ケガや病気の心配が日々絶えないことと思います。安全だと思っている家庭内でもいつ事故が起こるかわかりません。家庭内の事故で起こりやすいのは転落・落下事故だといわれており、思い当たる方もいるのではないでしょうか。

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高齢者やお子さんと一緒に暮らしている家庭では、日常的にケガや病気の心配があり、安全だと思っている家庭内でもいつ事故が起こるかわかりません。家庭内の事故で起こりやすいのは転落・落下事故だといわれております。

本記事では階段の安全対策について以下の3つを解説いたします。

・階段に安全対策をするべき家庭環境とは
・事故が起こりやすい階段
・階段の安全対策におすすめのアイテム

現在、自宅の環境に不安を感じている方はぜひ、本記事を安全対策の参考にしてください。

階段に安全対策をするべき家庭環境とは

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階段の安全対策は全ての家庭で施すことをおすすめしますが、とくに注意すべき家庭は以下の通りです。

・高齢者と暮らしている
・子どもがいる
・ペットを飼っている

それぞれの家庭ごとに、どのような危険性があるか解説していきます。

高齢者と暮らしている
高齢者が階段でつまづいて転落してしまうと、若い方では軽症ですむ事故であっても、捻挫や骨折などの大きなケガにつながってしまいます。

高齢者は、体が上手く動かなかったり筋力が低下したりして、思ったよりも足が上がらずつまづいてしまうことがあります。高齢者の階段の事故の多くが、段差につまづいてしまって起きるものです。また、視力が低下し踏板を視認しづらいことが原因で踏み外すことも考えられます。

そのため、高齢者と一緒に暮らしている方は、つまづいたとしても転落を防げる環境や視認しやすい階段にする、あるいは万が一の転落時にも極力ダメージを軽減するなどの安全対策が必要です。

子どもがいる

0歳~1歳の子どもの動きはおぼつかず、階段が危ない場所であることも理解していないため、階段の近くで遊んでいるだけでも転落事故につながります。

子どもの成長は早く、昨日までできなかったことが突然できるようになります。そのため、まだ自分で階段まで移動できないから心配ないと大人が思っていても、いつのまにか動けるようになって階段で遊んでいるということも。

小さな子どもがいる家庭では、階段に近づかないような安全対策が必要です。

ペットを飼っている

ペットが自由に昇降できる階段は事故に注意しましょう。とくに、小型犬にとって階段は負担が大きく、ケガにつながる危険性があります。

人が昇降する階段は高さもあり幅が狭いため、4本足で歩くペットにとっては歩きづらい場所です。階段を降りるときには上半身を前足2本で支えて前傾姿勢になり、足腰への負担も増えるでしょう。

そのため、ペットを飼っている場合は、階段にむやみに立ち入らないようにすることや滑りにくくすることが必要です。

事故が起こりやすい階段

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勾配や段差、デザイン性など、階段の種類によって危険性が変わってきます。ここでは、とくに注意すべき階段を解説していきます。

事故が起こりやすい階段は以下の3つです。

・勾配が急な階段
・段差が高い階段
・階段の踏み面が狭い

勾配が急な階段

勾配な階段は、つまづいたり滑って転倒した場合、一気に下まで転落してしまう恐れがあります。

とくに、高齢者や子どもなどは筋力が弱く、一度踏み外してしまうと自分の力では止めることが出来ません。転落してしまうと、大きな怪我につながり危険です。

勾配が急な階段では大きなダメージにもなりやすいため、安全対策が必須です。

段差が高い階段

蹴り上げといわれる階段の段差が高い場合、つまづきによる転落事故が増えてしまいます。

高齢者は、足を上げているつもりでも思ったより上がっていないことが多く、つま先が引っかかってしまいがちです。その結果、転落してしまうことも考えられます。
また、子どもの場合は段差が大きいと、バランスを崩す危険性があります。

つまづいたりしても転落しにくい環境作りを行いましょう。

階段の踏み面が狭い

安全な階段の寸法は、踏み面19.5cm以上が理想とされており、踏み面が狭いと足を滑らせやすくなったり踏み外しやすくなったりする危険があります。

踏み外してしてしまうと、転落だけでなく転倒して階段に体をぶつけてしまい、ケガをしてしまうことも。

安全な踏み面寸法よりも短い場合は、踏み外しや滑り止めなどの安全対策が必要です。

階段の安全対策におすすめのアイテム

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安全対策をする目的や階段のデザインに合わせて、おすすめアイテムが変わります。
安全対策におすすめのアイテムは以下の5つです。

・滑り止め
・手すり
・階段ネット
・照明
・ベビーゲート

家庭環境や階段のデザインに合わせて安全対策を施すための参考にしてください。
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この記事のキュレーター

カジスマ編集部 カジスマ編集部