パソコンで疲れた目は冷やす?それとも温める?

パソコンの画面を見て行う作業が続くと、目が疲れたり頭が痛くなったりすることもありますよね。ドラッグストアで目の疲れに効くアイテムを探すと、目を冷やすシートや目の周りを温めるマスクなど、様々な商品が見つかりますが、冷やすのと温めるのは真逆の行為!どれを選んだらいいかわからないときのために、それぞれの目のお悩みにぴったりの解決法を探してみました。

目次

目がショボショボする場合は温める

目に疲れを感じる場合、その状態によって温めるべきか、冷やすべきかが分かれます。目の疲れに充血が伴わない場合は、目の周りを温めるといいでしょう。
目がショボショボするのは目の周りの筋肉が疲労し、血行が悪化しているサイン。パソコン作業のように、一点を集中して見つめる時間が長いと、どうしても目が疲れてしまうので、蒸しタオルをまぶたの上にのせて目を温めると疲れが緩和されます。

また、蒸しタオルを用意できないときに使えるのが、目を冷やすアイマスクです。温めるかわりに冷やすというのは矛盾にも思えますが、目の周りを冷やすと、血管がいったん縮小したあとのリバウンドで血行が良くなるそうです。

充血している場合は冷やす

目の疲れに充血を伴う場合には、炎症を悪化させないために目を濡れタオルやアイマスクで冷やすのが無難です。水で濡らしたタオルをオフィスの冷蔵庫に入れておけば、使いたいときすぐに使えていいリフレッシュになるでしょう。しかし、温度の変化の影響が急に起こると血行が安定せず逆効果になるので、短時間の使用をこまめに繰り返しましょう。

また、目が充血する場合は簡単にパソコン作業による疲れとして対処するのではなく、角膜の剥離や眼球内異物などのトラブルがないかを確認することも大切です。疲れや睡眠不足でも目が充血する場合があるので、目をケアするだけでなく、ゆっくり休んで体そのもののメンテナンスを行いましょう。

ドライアイの人は目薬選びにも注意を

目の疲れには、目薬をさして目の乾燥を改善するのも効果的です。しかし、涙の量が極端に少ないドライアイの程度が強い人は、目薬に含まれる防腐剤を洗い流すことができません。それにより目に残った防腐剤が目の表面を傷つける場合もあるので、ドライアイで目薬を選ぶときは防腐剤が含まれていない、人工涙液のタイプを選ぶのをおすすめします。

メガネやコンタクトの度数は合っていますか?

パソコンをすると慢性的に目が痛くなるという方は、もしかするとメガネやコンタクトの度数があっていないのかもしれません。疲れを改善する方法はあくまで応急処置。目を疲れさせないためには、メガネの度数やオフィスの照明など根本的なコンディションにも気を配りましょう。