2017年12月1日 更新

日本にたった一人だけ!ホンモノのサンタクロースから学ぶクリスマスの正しい過ごし方

今年も楽しいクリスマスが近づいてきました。クリスマスツリーはもう飾られましたか? プレゼントの準備はもうお済みですか? 毎年、なんとなく慌ただしく過ぎて行ってしまうこの季節を より一層楽しむための秘訣を、日本でもっともクリスマスに活躍されているこの方に伺うことができました。

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日本人唯一の公認サンタクロース

グリーンランド国際サンタクロース協会(本部:デンマーク)の公認サンタクロースが、日本にもたった一人いらっしゃるのです。

その方は NHK「おかあさんといっしょ」で流れている「たこやきなんぼマンボ」の作曲・演奏でも知られるミュージシャンのパラダイス山元さん。
1998年、デンマークのコペンハーゲンで、煙突登りや、サンタさんたちの世界共通語「HoHoHo~」の発声試験など、数々の難関を突破して、アジア地域で初めての公認サンタクロースに任命されました。

以来20年間、全国の福祉施設や小児病院を訪問したり、正しいクリスマスの過ごし方を伝えたりされています。
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日本、アジア、オーストラリアで
唯一の公認サンタクロース
パラダイス山元さん
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年に一度、真夏のデンマークに集結して
「世界サンタクロース会議」に出席する
公認サンタさんたち

靴下さえぶら下げておけば、サンタさんからプレゼントをもらえるの?

「日本では、クリスマスというと、枕元に大きな靴下をぶら下げてさえおけば、高価な最新型のゲーム機など、サンタさんから欲しかったプレゼントをもらえる日だとは思っていませんか?」
と 語るのはパラダイスさん。

日本以外の国では、サンタさんにプレゼントをもらえるのはよい子だけと定義されているんです。

クリスマスの日までに、お部屋をキレイに片付けておもちゃを整理整頓して、おかあさんと一緒にサンタさんに食べてもらうためのジンジャークッキーを焼いて、「サンタさんへのお手紙」を書いてクリスマスイブの夜に、温かい飲みものと一緒に枕元に置いておく というのが、サンタさんをもてなす世界共通の習慣なんですって。

クリスマスはただプレゼントをもらう日ではなく、サンタさんに感謝の気持ちを伝える日でもあったんですね。

プレゼントばかりが優先しちゃってる日本の現状、ちょっと耳が痛い。
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サンタさん以外に、
ソリをひくトナカイさんへの
労いの気持ちもこもった
人参のせ、フルおもてなしスタイル

サンタさんはおとうさんにも、おかあさんにもプレゼントを!

パラダイスさんは、小さい頃、クリスマスの朝、目が覚めたら枕元に欲しかったおもちゃがあった日のことを鮮明に覚えているそうです。
「パパー、ママー、サンタさんが来てくれたんだよー」と興奮して、両親の枕元を見ると、なんとそこには、パパ宛て、ママ宛ての銀色の靴のプレゼントが置いてあったのだそう。

パパの靴の中には、クリスマス前からずっと欲しい欲しいと言っていた最新型の電気カミソリ、ママの靴の中には、化粧品やストッキング5足組が入っていて、みんなで「サンタさんが家族みんなにプレゼント持ってきたー!」と、それはそれは大盛りあがり。

ママが前の晩から仕込んでいた餃子に、三平汁(北海道を代表するお鍋)、それにバタークリームこってりのクリスマスデコレーションケーキを前にニッコニコの表情で写っているその時の白黒写真が、パラダイスさんの宝ものだそうです。素敵なお話ですね。
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やるからには徹底的に、手を抜かないのが北欧流

年齢的にそろそろサンタクロースの存在を疑い始めたお子さんがいるおうちは、お子さんにこう説明してはいかがでしょう?
「地球のてっぺん。雪と氷に覆われた、北極に近い世界最大の島グリーンランドには長老サンタさんが住んでいるんだって。長老サンタさんはずっと世界中のよい子にプレゼントを配っていたけれど、もう一人で配るのが大変になってきたので、今から60年前にグリーンランド国際サンタクロース協会が設立されて、長老サンタさんの命を受けた公認サンタさんがプレゼントを配るようになったの。
公認サンタさんは世界各国に120名いて、日本にもそのうちの1人がいるらしいよ・・・あとは、自分で調べてみたら?」
おかあさんのミッションはここまでです!あとは、お子さんが自力で調べてみるのを、さりげなく手助けしましょう。

そんなこんなで、クリスマスに向けてテンションを高めていくのも、とっても大切なこと。
クリスマスの飾りつけや、プレゼントやケーキ、ごちそうの用意も怠りなく!

でも、本当に大切なのは、モノではなくココロです。っていうと大げさかも、ですが、普段、仕事や家事や、いろんなことで後回しにしていた家族や恋人、友人などとのコミュニケーションを見直すには、クリスマスは最適の機会です。

だから、そのためにはどんなに準備に注力してもやり過ぎということは決してありません。むしろ、この際北欧流に徹底的にやってしまうのも、それはそれでとても貴重な思い出にもなると思います。

今年のクリスマスは、ぜひ準備に手を尽くして、人生最高のクリスマスにしちゃいましょう!
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この記事のキュレーター

カジスマ編集部 カジスマ編集部