マスク熱中症や子どものマスク着用について再確認!注意しておきたいポイントは?

まだまだマスクが手放せない日々が続いていますが、厳しい暑さの中でマスクを着用し続けることでマスク熱中症などのリスクが懸念されています。コロナ禍で迎える二度目の夏となっていますが、ここで一度マスクの着用で注意しておきたいポイントについておさらいしておきましょう。

目次

夏のマスク着用は熱中症に気をつけて!

マスクの着用と熱中症の因果関係については、「マスク内に熱がこもりやすく体温調節が難しくなる」「マスク内の湿度が高くなるため口の渇きに気付きにくくなる」などの理由から熱中症リスクが上昇する危険性が指摘されています。

2021年の夏の気温は、広い範囲で平年並みからやや高いと予想されていることから、こまめな水分補給や人との距離が確保されている場所などでは、適宜マスクを外すなど熱中症予防を心がけるようにしましょう。

下記、厚生労働省のサイトでは「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントを掲載しています。

濡れたマスクは呼吸がしづらい!マスク着用での水遊びに注意!

夏になるとプールや川などで水遊びをする機会も増えます。しかし、不織布マスクは濡れると水を吸って空気の流れを遮るため呼吸がしにくくなってしまいます。一方、ウレタンマスクは吸水性が高く、水を吸ったマスクが鼻や口に密着し呼吸自体が困難になることも。そのため、水場ではマスクの着用により一層の注意が必要です。

水難事故は浅瀬でも起こることも多いため、「浅瀬だから大丈夫」と油断していると取り返しがつかない事態に陥ることもあります。万が一の場面では気が動転してしまうことに加えて、マスクで息ができなくなってしまうと、とっさに正常な判断をするのは非常に困難になります。

「入水する際はマスクを外す」「落水したらすぐにマスクを外す」「救助に行く際も、マスクを外してから水に入る」などの対策を心がけておきましょう。

まだ小さい子どものマスク着用は要注意!

新型コロナウイルスの脅威が続く中、小さな子どもへのマスク着用も必要ではありますが、日本小児科学会の提言・主張や日本小児科医会の発表では、以下のような理由での乳幼児へのマスク着用に関する危険性が指摘されています。

・乳幼児は息苦しさや体調不良を訴えることが難しい
・乳児は呼吸機能が未熟なため、マスクの着用により低酸素状態や窒息の危険がある
・嘔吐した場合に、窒息の恐れがある
・熱がこもり、熱中症のリスクが高まる
・顔が隠れるため顔色や呼吸の状態など体調の異変に気付きにくくなる

そのため、周りの大人がしっかりとリスクに対する心構えをしていることが大切です。

マスク着用の注意点を今一度チェック!

新型コロナウイルスの流行はいまだに続いていて、マスクの着用が日常に定着しているという方も多いでしょう。しかし、慣れてきた今だからこそ、改めてマスク着用の注意点について再確認しておきたいものですね。