2016年10月28日 更新

30代での高血圧が珍しくないって知ってた?!

高血圧という言葉を聞くと50代以上の方の疾病だと思いがちです。ところが最近30~40代の若い方でも「若年性高血圧」という症状が増えています。高血圧になると、若くても脳内出血を発症する危険もあります。ここではこの「若年性高血圧」が増加している理由について解説します。

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1.食生活の変化によるもの

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現代人の食生活の大きな変化が若年性高血圧に影響があると言われています。例えばファストフード、ジャンクフードなどに代表される食生活などは、高脂肪・高カロリーに加えて塩分の過剰な摂取ももたらします。
食生活がおろそかになると、このようなタイプの食事が多くなり、自然と濃い味付けに向かいがちです。元来日本人は伝統的に味噌・醤油などを使った料理が多いので、自然と塩分を摂る量が多いと言われています。自宅で調理する場合などは、極力塩分を調節する心がけをしたほうが良いでしょう。

2.ストレスの影響によるもの

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厚生省の調査によると、すでに30代男性は23.1%も高血圧の方がいるそうです。高血圧になると認知症のリスクも高まります。そして何より、この30代以降の若年層に高血圧の方が増える大きな原因は「ストレス」です。
食生活の問題に加えてストレスがかかると、身体の緊張が持続し、交感神経を刺激します。常に興奮状態に陥り血管が収縮して、体内の血液循環の圧力が高くなります。特に30代からは仕事のストレスだけでなく、子育て、人間関係など色々なストレスが増加します。普段から自分なりのストレス解消法を身につけておく必要がありますね。

3.運動不足によるもの

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現代人の多忙なライフスタイルではこの運動不足という問題が解消できません。普段から運動習慣がある方なら心臓や肺といった主要な器官の機能が高まりますが、そうでない人は、このような器官が衰えやすくなります。そしてそれに加えての食生活やストレスなどの悪影響が大きなダメージをもたらします。
健康維持の為にということで、激しい運動に取り組まれる方もいらっしゃいますが、身体へのダメージのリスクを鑑みると、むしろウォーキングなどの有酸素運動を定期的に行うほうが効果的です。また、階段を使うように意識する、ちょっとしたところに行くだけなら、車を使わず歩いたり自転車で行くといった心がけや習慣が重要です。

まとめ

以上のように、高血圧はすでに高齢者だけの症状とは限らないことがわかりました。働き盛りで、社会的にも重要なポジションである30代から40代に高血圧が増えているのも見過ごせませんね。特にライフスタイルによる影響が大きく関わるので、普段から減塩・ストレス解消・運動という部分を意識的に行うことが大切です。自分やご家族に、思い当たることがあるようなら、ぜひ日常生活を省みてくださいね。
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カジスマ編集部 カジスマ編集部