盤上の戦い、奥深さが魅力の将棋

ここ最近、将棋の話題を目にする人が多いのではないでしょうか。プロデビューから29連勝という偉業を達成した中学生棋士藤井聡太4段や、大ヒット漫画であり実写化もされた『3月のライオン』などの影響受け、将棋ブームがきていることは間違いありません。将棋はルールさえ把握すれば、老若男女問わず誰でも楽しむことができるゲームです。今回は「ブームも来ているようだし始めてみようかな」という人のため、将棋の持つ奥深い魅力についていくつかご紹介していきます。

目次

将棋の魅力①:成長を実感できる

将棋は初めのうちは駒の動かし方が分からず、1手1手指すごとに思い悩んでしまうかもしれません。しかし、将棋に限らず何であれ、初めは皆そんなものです。将棋の魅力的な点は、成長を実感できるところ。強さを測れるレーティングや昇級という仕組みがあるため、今自分がどの程度のレベルにいるのかを客観的に見ることができます。

また、将棋には引き分けがなく「勝つ」か「負ける」かしかありません。勝てばより多くの勝ちを得たいという気持ちになり、負けて悔しい思いをすれば次こそは勝つという気持ちになるのではないでしょうか。そうした前向きな気持ちが将棋の世界に留まらずいろんな意味で成長への手助けとなっているかもしれません。

将棋の魅力②:楽しめる層が幅広い

将棋は身体を使うゲームではなく、資格が必要というわけでもありません。小学生くらいの子供から80歳を超えるような高齢者まで、様々な層の人々がゲームを楽しむことができます。世代の壁を感じさせずコミュニケーションを取るツールとして、これほど適したものはないといっても過言ではありません。

将棋には「駒落ち」といわれる、開始時点から片方の駒をいくつか減らした状態で勝負する方法もあるため、実力差が存在する場合であってもしっかりとした勝負をすることができます。いわば上手い具合にハンデをつけるということです。これがあるので、世代や実力の差を越えて楽しむことができる、大変魅力的なゲームといえるでしょう。

将棋の魅力③:状況判断力が身につく

将棋は頭を使うゲームです。相手の考えを読み、その時その時で変わる状況に対応し、最善の1手を考える必要があります。つまり将棋が上達していけば、それだけ状況判断力や今後の展開を読む力が身についていくのです。

また、将棋で相手に勝つためには、常に冷静に自他を客観視しておく必要があります。今自分がどんな状況なのか、手元にはどんな駒があり、それをどう使っていけば打開策に繋がるか、などを判断する力を取得していくことができれば、日常生活においてもそのスキルは十分出番があるに違いありません。

将棋のおすすめアプリをご紹介!

将棋に興味を持った人におすすめしたいアプリが「将皇」です。「日本将棋連盟後援」に認定されているこのアプリは、オーソドックスな対局の他に「実戦詰将棋」と「勝ち切れ将棋」という2つの機能が搭載されています。

この2つの機能は毎日更新されていて、またスマホでも楽しめるので、家事の片手間や電車などでの移動中にでもコツコツ解き続けていれば、びっくりするくらい将棋の力がアップしていくかもしれません。

知れば知るほど奥深い、将棋の世界に飛び込もう!

将棋の世界には、長い歴史がありながら現在にいたっても斬新な打ち手が登場したりするフトコロの深さも近代性もあります。ぜひ、将棋の世界に飛び込み、将棋の魅力を味わってみてください!