後輩ママの本音は?欲しいおさがり・いらないおさがり

自分の家で着なくなった服を他の家に譲るおさがり。すぐに着られなくなる子どもの服などを有効活用できるので、あげたことがある、もらったことがあるという方も多いかもしれません。しかし、あげた方は好意のつもりでも、もらった方は実は迷惑……ということも時にはあります。お互いが気持ち良くおさがりを利用するには、いったいどんな工夫が必要なのでしょうか?

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おさがりはいらない?後輩ママの本音

子育て中はとにかく物入りなうえ、子どもの服はすぐに着られなくなるので「おさがりをもらって助かった!」という方も多いでしょう。しかし、その一方で「おさがりはいらない」と考えるママが少なくないのもまた事実。気になるその理由とは?

●趣味が合わない
人の好みは千差万別。いくら自分が可愛い、かっこいいと思った服であっても、他人からすると全く趣味に合わないということもあります。自分の趣味でない服、子どもが喜ばない服を着せたいと思うママはあまりいないでしょう。また、「数年前に流行ったデザインのものを今もらっても困る」という声も。

●汚れている・ボロボロになっているのが嫌
おさがりの中には、何度も使用されてボロボロになっていたり、汚れているものも。「子どもの服はどうせ汚れるものだし、普段着ならどんなものでもいい」という人もいますが、やはり汚れや傷みが気になる人もいます。

●サイズが合わない
もらって最も困るのが、ずばりサイズの合わない服。デザインが好みでなかったり、多少汚れていたりしても着られないことはありませんが、サイズの全く合わない服はもはやただのゴミでしかありません。「これから大きくなるからいいだろう」と少し大きめの服を譲った場合でも、季節モノの場合はタイミングが合わずに着られないこともあります。

こんなおさがりなら欲しい!

後輩ママの本音を聞き、「せっかく善意であげていたのに迷惑なんて……」とがっかりした方も多いのでは? しかし、「どんなおさがりも迷惑」というわけではなく、喜ばれるおさがりも少なからずあるようです。それらがこちら。

●ほぼ未使用で状態のいいもの
シミやほつれのない新品同然のキレイな服は、よほど好みやサイズがかけ離れていない限り大抵のママに喜ばれます。貰い物などで使わなかった服はぜひ捨てずにとっておき、後輩ママに譲ってあげましょう。

●ブランド物や制服など高価なもの
自分ではなかなか手が届かないブランド物の服は、やはり多くのママから喜ばれるようです。また、子どもの幼稚園や学校が同じ場合に、大変喜ばれるのが制服や体操着のおさがり。高価なうえに成長に合わせて何度も買い替える必要があるので、状態のいいものなら非常に助かるという声が多く聞かれました。

おさがりをあげるときのマナーとは

不用品が処分できるうえ「いいことをした」という気分になれるので、あげる方にとってはいいことずくめのおさがりですが、これまで見てきたように、後輩ママに必ず喜ばれるわけでもないようです。そのため、あげる側も以下のような「マナー」を守る必要があります。

●あげるのは状態のいいものだけに
何度も言いますが、汚れや傷みが目立つボロボロの服を欲しいと思うママはいません。いらないからと言っておさがりにすると、多くの人は「ゴミを押し付けられた」と不快に思います。自分にとってのゴミは、他人にとってもただのゴミであることを肝に銘じておきましょう。

●一度に大量のおさがりをあげない
衣替えの季節などは大量の不要な服がでることがありますが、一度に大量の服をもらっても収納しきれない家庭がほとんど。一人に押し付けるのではなく、何人かに分散させたり、リサイクルショップも併用したりすることをおすすめします。

●本当に欲しいと思っているかを見極める
口では「助かります」と言っていても、実はおさがり自体が不要だと感じている人も少なくはありません。あげた服を全く使っている様子がない場合などは「ありがた迷惑」の可能性が高いので、おさがりを渡すのは控えた方が無難かもしれません。

「善意の押し付け」にならないように注意

おさがりは非常にありがたがられることもある一方で、「大きなお世話」になることも少なくありません。本当におさがりを必要としているのか、欲しいと思ってもらえるおさがりなのかをよく見極めたうえで、お互いが気持ちよく「おさがり」という仕組みを活用できるように努めましょう。