2018年8月28日 更新

要警戒!台風シーズン到来

台風もサイクロンもハリケーンも成り立ちはほぼ同じで、発生するエリアによってその呼び名は変わります。 いずれについても、共通しているのは、最近それらによる被害の規模が大きいこと。 原因はいろいろと考えられますが、大切なのはいかに事前の対策を講じるかということに尽きます。

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台風とは?

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台風を定義すると、北太平洋上で発生した熱帯低気圧で、最大風速が17m/Sを越えるもの、ということになります。
毎年、その名を耳にする台風ですが、実はその発生のメカニズムははっきり判っていません。
ですが、発達=いわゆるパワーを蓄えるメカニズムについては判っていて、海上の水蒸気が上昇して上空で水分に凝結するときにエネルギーを放出して、それを大量に集束してパワーアップしていくということです。
温帯低気圧との違いは、暖気だけで発生することで、温帯低気圧は暖気と寒気のぶつかり合いが発生原因なので前線を形成しますが、熱帯低気圧や台風にはその前線が付帯しません。

最近、地球温暖化が深刻化していますが、それはつまり海水温が高い=上昇気流が発生し易い=台風が強くなり易い、ということにつながってきます。
そして、台風には頻繁に豪雨というものがもたらされます。とくに最近は雨量が半端ない数値になることも多いので、過激化する気象の副産物と考え、慎重に対策を講じましょう。

台風の進路に対しての右側を危険半球とよび、被害が大きくなりがちであるという認識は皆さんもお持ちでしょうが、今までは低地だけと思っていた浸水なども、山沿いの突発的な土砂崩れなどが頻発しているのをニュースでよく見聞きすることからも、自己判断は避けて災害情報などをちゃんと踏まえましょう。

台風の名前?

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2000年以降、北太平洋に発生する台風に名前が付けられていることは皆さんもご存知でしょう。
14か国による台風委員会というところで、140個の台風の名前と順番は決められていて、だから次に発生する台風もすでにもう名前は決まっているのです。

ではなぜ台風に名前を? ということになると、その起源は20世紀前半にオーストラリアの気象予報士が自分の嫌いな政治家の名前でその台風を呼んだということによるようです。

この140個のうち、日本名は10個で、それらは、テンビン、ヤギ、カンムリ、クジラ、トカゲ、コンパスなど。これらは、星座の名前から取られているということに気がつきましたか?

その理由は、船を操る航海に於いて、風の見極めと同じくらい、星座による夜の方向の見極めが重要だから、ということだそうです。

備えあっても油断は禁物

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台風のさなか、外に出歩くのは危険だというのは重々承知でも、仕事やいろいろな事情によってそうせざるを得ない場合もあります。
クルマで移動すれば風雨は避けられると思っていても、水没の事故も最近は多いので決して安全性が高いとは言えません。やはり、避難を最優先として考えるべきです。
命以外は何とか後からでもリカバリーの可能性はありますが、命だけはそうはいきません。そのことを肝に銘じましょう。

自治体からハザードマップが出されていたり、最近は気象庁のサイトやスマホの天気に関するいろいろなアプリが充実していますので、それらを活用して普段から情報を早目に入手をしておきましょう。

古くからある言葉ですが、「転ばぬ先の杖」って今更ながら大事な言葉です。
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この記事のキュレーター

カジスマ編集部 カジスマ編集部