子どもが幼稚園・保育園に行きたがらない……どうしたらいい?

新学期などにはよくあることですが、子どもが「幼稚園・保育園に行くのが嫌だ」と言い始めたら、親はどう接すればいいのでしょうか。多感な時期にいる子どもの反応に、親がストレスをためてしまうのはよくありません。今回は、子どもが幼稚園・保育園に行きたがらなくなったときにとるべき行動をご紹介します。

目次

子どもが幼稚園・保育園に行きたがらない理由とは?

子どもが幼稚園・保育園に行きたがらなくなったとき、気になるのはその理由ですよね。もちろん、子ども一人ひとりで事情は異なるため、まずは本人に理由を聞いてみるのが大切なのは間違いありません。

家で遊んでいたい・親に甘えたい

もっとも安心できる理由は、単に家で遊んでいたいから、親に甘えたいからというものです。連休明けなどには、この理由により幼稚園・保育園に行きたがらない子どもが増えるとも言われています。こうした子どもには、しっかりと話しかけたり次の週末の予定を決めたりするのが効果的です。

生活習慣に問題がある

寝不足などを理由にしっかり身体が覚醒していないと、子どもは幼稚園・保育園に行きたがらなくなってしまいます。これは、日頃の生活習慣に問題があるのかもしれません。もしも心当たりがあるようなら、子どもだけでなく家族全体で、早寝早起きの習慣を身に付けるようにしてみましょう。

幼稚園・保育園でのトラブル

幼稚園・保育園で何か嫌なことがあると、現実から逃避したくなるものです。そんなときは子どもと向き合い、まずは原因について聞いてみるのが大切。友達との間でトラブルがあったのか、原因を突き止めたうえで対策を練るようにしていきましょう。

イヤイヤ期はどんな子どもにも訪れる

子どもが幼稚園・保育園に行きたがらない理由にはさまざまなものがありますが、イヤイヤ期の到来という可能性も十分に考えられます。理由が分からないまま登園を嫌がり泣く子どもを前にすると、「親なのに何も分からない」と自己嫌悪を抱く人もいるかもしれません。

しかし、どんなに愛情を注いでいても子どものイヤイヤ期はほぼ確実に訪れます。むしろ、愛情を注いでいるからこそ家の居心地が良く、登園したがらないという可能性も考えられます。そのため、親が「自分の愛情不足なのでは」と自分を責める必要はまったくありません。

親にできる適切な対応とは

子どもが突然幼稚園・保育園に行きたがらなくなったとき、親としてとるべき適切な行動は「落ち着いて子どもに話しかける」ことです。親がヒステリーを起こしてしまったり、思い悩んでしまったりすると、何も解決しません。まずは子どもに落ち着いて話しかけ、幼稚園・保育園にどうして行きたくないのか、理由を聞き出してみましょう。理由を聞ければ、問題解決に向けた適切な選択肢をとりやすくなります。

慌てないのが大切

こんなことが起こると、親としては不安になってしまうかもしれません。しかし、大切なのは「子どもが登園を嫌がるのは起こり得ること」とそれも成長の一過程と余裕をもって構えて、穏やかな心で子ども接していくことです。くれぐれも、慌てた対応はしないように意識してくださいね。