夏にぴったり!コード3つで弾ける簡単ウクレレ入門

誰が買ったか知らないけれど、家に楽器があるという話は案外よく耳にします。ピアノ、ギター、ハーモニカ、そしてウクレレなど、弾き方さえわかれば挑戦したい!と考えている人も多いのではないでしょうか。今回は家に眠りがちな楽器の中でも一番夏らしい「ウクレレ」の扱い方についてご紹介します!

目次

ウクレレってどんな楽器?

ハワイ発祥のウクレレは、指を使って4本の弦を弾き、木のボディーに音を響かせることによって奏でる楽器です。ギターと比べてボディーが小さく、弦もギターより2本少ないので、基本をマスターすれば誰でも簡単に曲を演奏することができます。

ウクレレの特徴は何といっても、親指を使ってゆっくり弦を弾いたときに出るポロンという可愛らしい音ではないでしょうか。ウクレレの音色が優しく聞こえるのは、弦がナイロンでできているからです。ナイロン弦は太さがあるので弾きやすく、力を入れて押さえても指が痛くなりにくいので子どもからお年寄りまで、無理なく演奏にチャレンジできます。
また、ウクレレ本体は2000円台からゲットできるので、趣味として始めるのにそんなに覚悟が要らず、弾かなくなったとしてもインテリアとしてお部屋に置いてあるのも悪くはありませんね。

基本の持ち方・弾き方

ウクレレは体と平行になるように抱え、左手でネック部分を持ち、右手はボディーの穴の上あたりに軽く置きます。ウクレレの裏を体につけるようにすると位置が安定するでしょう。この状態から右の親指を優しく振り下ろして弦を弾くと音が鳴ります。

左手で弦を押さえるときは、人差し指から小指までの4本を使います。定位置は人差し指が1フレット(ネック部分で一番外側の区切り)、中指が2フレットというように4本の指が横に広がるようにネックを握るのが基本です。親指はネックを握りこむのではなく、裏に軽く添えておきます。

使うコードは3つだけ!簡単な曲を弾いてみよう!

ウクレレやギターなどの弦楽器は指で押さえる位置によって鳴る音の高さが変わりますが、どの弦をどの指で押さえると一番都合がいいのか、運指の正解が決まっています。ギターを弾くためにはほぼすべてのコードで左手の指を全部使わなければなりませんが、ウクレレは指1本でそれらしい音が出るのも魅力です。

ウクレレの4本の弦は持ったときに下になるほうから1弦、2弦と呼びますが、1弦の3フレットを指1本で押さえるだけで「C」のコードは完成です。また、C以外にも指1本で押さえられるAm、C7などのコードも多く、またポップスでよく使うGとFのコードもギターより簡単に押さえられるので、まずはC、G、Fの3つを習得して「ハッピーバースデートゥーユー」の伴奏にトライしてみてください!
コードは教則本や、ネットで検索してもすぐにわかります。

いつでもどこでも弾けるウクレレで夏を満喫して!

楽器にはそれぞれ正確な持ち方、弾き方がありますが、趣味として弾くだけなら極論、何をやってもかまわないと思います。
筆者はウクレレの背面弾きに挑戦したことがありますが、宴会芸としてはそこそこ盛り上がるので、忘新年会の出し物として今から準備するのもオススメです。ひと夏の余暇をきっかけに、簡単にチャレンジできるウクレレの魅力を体験してみてくださいね!