いつもの紅茶をもっと美味しく!紅茶を上手に淹れるコツとは

朝食や午後のティータイムに、たまには紅茶を選んでみませんか?普段何気なく淹れてしまいがちな紅茶ですが、ちょっとしたコツをおさえることでより美味しく楽しむことができます。そこで今回は、紅茶の美味しさをアップさせる淹れ方のコツをご紹介します。

目次

紅茶を淹れるときは「汲みたての水道水」で!

紅茶は淹れる際に使う水によって風味や色などが変化します。紅茶を淹れるのに適している水の特徴は、次の3つです。

・適度なミネラルを含んでいる(一般的な軟水)
・空気を多く含んでいる
・弱アルカリ性

日本の水道水はこれらの特徴を十分に満たしています。「水道水ではカルキ臭が気になる」という方もいるかと思いますが、しっかりと沸騰させることでカルキ臭を飛ばすことが可能です。酸素を多く水に含ませるために、勢いよく出した水道水を使用すると良いようです。

カップやティーポットはあらかじめ温めておく!

カップやティーポットが冷たいままだと、せっかくお湯を沸かしても淹れた瞬間にお湯の温度が下がってしまいます。お湯の温度が下がることで、十分に茶葉から紅茶の風味を抽出することができず味や香りを引き出すことができません。紅茶を淹れる前にちょっとひと手間をかけて、カップやティーポットを温めておきましょう。

鉄分の含まれたティーポットは避ける!

鉄分を含むポットを使用した場合、紅茶に含まれるタンニンが鉄分と化合し風味を損なうとともに色が黒ずんでしまいます。そのため、陶磁器製・ガラス製・ステンレス製・ホーロー製・銀製のものを使用しましょう。

また、せっかくならポットの形にもこだわりたいところ。紅茶の風味を最大限に発揮させるためには、ティーポット内で茶葉が浮き沈みするジャンピングが重要とされています。そのため、ティーポットは熱対流による茶葉のジャンピングが起こりやすい丸型のものを選ぶのがおすすめです!

美味しさを抽出するために3分蒸らす!

紅茶の風味や成分をしっかりと抽出するために、茶葉にお湯を注いだら蒸らすことが重要です。ブロークンタイプの細かい茶葉は2分半~3分、リーフタイプの大きな葉は3分~4分程度を目安に蒸らしましょう。蒸らしている間も温度が下がらないようにティー・コージーなどを使用するのがおすすめです。ティーバッグを使用する場合は、カップにソーサーなどで蓋をしておきましょう。

コツをおさえて美味しいティータイムを

紅茶はちょっとしたひと手間で美味しく楽しむことができます。せっかく紅茶を淹れるのであれば、少し淹れ方にこだわってみてはいかがでしょうか。コツをおさえて美味しいティータイムを楽しんじゃいましょう!