子供が赤ちゃん返りをしてしまう原因と対処法

下の子が生まれると、上の子が赤ちゃん返りをするというケースがあるようです。子供の赤ちゃん返りの原因と対処法をここではご紹介します。今までできていたことが突然できなくなる子供には、ここでご紹介する方法を一度試してみてください。

目次

赤ちゃん返りとは?

卒乳したはずなのに、なぜかおっぱいを欲しがる、おむつも卒業したのに下の子の登場でなぜかおむつをしたがる、といったことはありませんか?これこそ赤ちゃん返りです。2人目を出産したご両親の多くがこの問題で悩んでいます。

3歳近くなった子供でおむつも完全に取れていたのに、下の子が生まれた途端、なぜかできなくなる。でも上の子が、赤ちゃん返りをしないケースもちゃんとあります。それを次のコラムでご紹介します。

赤ちゃん返りをしないためには

下の子が生まれた時にきちんと上の子に紹介することがとても重要です。このようなシーンは、よく映画やTVドラマで見たはずです。あれはドラマだからと思っていたら大間違いで、出産後のお母さんに生まれたばかりの下の子が抱かれていて、そこにお父さんに連れられた上の子がお母さんと妹(または弟)と対面するというシーンは実際に起こることです。

ドラマのシーンに限らず、そういう初めて上の子が下の子に直面する時のシチュエーションが一番重要なのです。スムーズに行かせたいなら、紹介する時に母親が生まれたての下の子を抱っこせずに、ベビーベッドに寝かせておくことがコツです。

もし赤ちゃんを抱っこして上の子に対面したら、ただでさえ出産で母親が家に不在であることが不安材料なのに、さらに別の赤ちゃんの出現といった新たな不安材料が追加されてしまいます。自分ではない別の赤ちゃんをかわいがっている!という事実にショックを受けてしまいます。

下の子との対面をする時は

上の子との対面時には、生まれたばかりの下の子はベビーベッドか、なければなるべく離れた位置に寝かせます。枕元などに寝させてしまうと、下の子が母親と一緒に寝ていると、上の子が嫉妬するかもしれないからです。最初は寝かせる場所をできるだけ遠目にしておくのが良いでしょう。

そして、上の子が病室に入ってきたら抱きしめてお母さんも寂しかったことを伝え、私(母)と下の子に会いに来てくれてありがとうと感謝してみましょう。これをするだけで上の子は下の子にどう向き合ったらよいかを認識して、自分も愛されていることを実感します。

まとめ

ここまでの対策をしなくても、大丈夫なことももちろんあるでしょう。
でも、どんなに”わかっている子”でも、下の子が生まれた時には親の愛情が半減してしまうのではないかと、不安に感じてしまうもの。
親としては、たとえ下の子が生まれても上の子へのケアは変わってはいないと思わせることがとても重要です。