夏は太りやすい季節!?「夏太り」に注意!

「夏は汗をたくさんかくし、食欲も落ちるから痩せやすい」と思ってはいませんか?しかし、実はそれは大きな間違い! 夏は太りやすい季節ともいわれ「夏太り」という言葉もあるほど……。たくさんの汗をかき食欲も落ちるのに、なぜ夏は太りやすい季節といわれているのでしょうか。今回は、その理由について解説します。

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夏の暑さで汗をかいても痩せるわけではない!

夏は汗をたくさんかくから痩せると思っている方も少なくないでしょう。しかし、夏の暑さでかく汗は体温調節のためのもので、カロリーの消費はほとんどありません。さらに、少し動くだけで汗がでてしまうため、自然と動くことが少なくなり運動不足に陥りやすくなっています。

また、夏は代謝が上がりにくく下がりやすい季節というのも原因の一つ。人間は体温を36~37℃付近で保つようになっており、体温と外気の温度差が大きいほど基礎代謝やカロリー消費量が増加します。しかし、気温が高い夏は体温調節があまり必要なくなり、代謝が上がりにくい状態に……。あわせて、クーラーのきいた屋内と厳しい暑さの屋外の温度差によって自律神経の乱れを引き起こし、むしろ代謝の低下を招きます。

食事にも夏太りの原因が……

夏は食欲が落ちるため、そうめんなど冷たくて食べやすいものを摂ることが多くなりがち。こうした食事が増えることで炭水化物過多になり、太る原因になってしまいます。また、冷たいものばかりを食べてしまうと、体を冷やして代謝を下げてしまう点も忘れてはいけません。一方で、夏バテ対策にと高カロリーな食事に偏ってしまえば、当然太ってしまう原因となります。

とはいえ、食事を極端に減らす、断食するというのも間違い!確かに摂取カロリーを減らすことで一時的に体重は減るかもしれません。しかし、人間の体は飢餓状態に陥ると、エネルギーの吸収を高め消費を抑えるようになります。つまり、太りやすい体になってしまうため注意が必要です。

夏太りを防ぐためにはどうしたらいい?

夏太りを防ぐ方法はいたって簡単。他の季節と変わらない健康的な生活を送ることです。「バランスの良い食事」「湯船でお湯につかる」「適度な運動」これだけでも夏太りを防ぐことにつながります。とはいえ、暑さの厳しい夏は熱中症や脱水症などの危険性もあるため、無理は禁物です。入浴は半身浴や足湯にする、運動は日が落ちてから行うなど、自分にとってのリスクを低減するような方法で行うようにしましょう。

健康的な生活で夏太りを防ごう!

夏は「たくさん汗をかく」「食欲がわきにくい」など一見痩せやすいように感じるかもしれませんが、実は太りやすい原因が多くあります。油断していると夏太りしてしまうかもしれません。暑い日が続く辛い季節ですが、健康的な生活を心がけましょう。