漫画をきっかけに人気上昇中!百人一首を始めてみよう

映画化もされた少女漫画「ちはやふる」の存在によって、最近では百人一首の人気が高まりつつあります。日本にはるか昔よりある短歌に触れられるとともに、何歳からでも始めることができる百人一首は、ちょっとした趣味としてもぴったり。ここでは、その魅力についてご紹介していきます。

目次

百人一首の魅力とは?

百人一首=かるたと思いがちですが、本来の百人一首とは、日本に古来より存在する和歌のなかから、平安・鎌倉時代の公家・藤原定家がなかでも優れていると判断したものを選んだ歌集です。短歌の内容にはさまざまなものがありますが、とりわけ多いのが「恋心」を歌ったもの。切ない内容のものも多く、歌が作られてから1,000年近くが経った現在でも、共感できるものが多いといえます。

この百人一首を用いて行うのが、競技かるたです。競技かるたと聞くと近江神宮で開催される名人戦やクイーン戦が頭に浮かぶかもしれませんが、実際には全国各地で競技かるたの大会は開催されているため、その気になればいつでも参加することができます。

百人一首を用いた競技かるたは誰でも始められる

百人一首を用いた競技かるたの魅力は、誰でも始めることができるという点。老若男女が分け隔てなく戦える競技は、ほかのスポーツにはない魅力といえます。また、競技かるたを始めるうえで大切となるのは「百人一首の上の句と下の句」を覚えることくらいです。そのため、自宅であっても十分に練習が可能であり、家で気軽に始められる趣味になるといえます。

「年齢的に厳しい……」「どこかに通って練習する時間がない」といった理由から、趣味を中々見つけられないでいるようなら、競技かるたを始めてみてはいかがでしょうか。前述したように、大会は全国各地で開催されているため、腕試しをしたいと考える人に向けた場もしっかり用意されています。

歴史の勉強になることも!

競技かるたの上達などを目標に百人一首を覚えていくと、歴史の勉強にもなるというメリットがあります。百人一首にはあの「源氏物語」で有名な紫式部をはじめ、平安時代の天皇、公家、僧侶などの歌が集められています。こうした登場人物がどのような事情で歌を作ったのか、バックグラウンドに興味を持つことができれば、自然と歴史の知識を得ていくことができると思います。
このように、百人一首は身体を動かす楽しさだけでなく、知識を得られる趣味でもあるのです。

まずはかるたを買ってみよう!

百人一首に少しでも興味を持ったら、まずは実際にかるたを購入してみることをおすすめします。
かるたは種類によって値段が異なりますが、基本的には1,000~2,000円代とリーズナブルな価格で購入できます。百人一首を購入して句をしっかり覚えたら、ぜひ競技かるたにも挑戦してみてください!