子供への愛情、不足してませんか?子供への接し方を見直しましょう

「子どもが言うことを聞かない」、「原因もわからず泣きっぱなし」という経験は、お子さんを持つ親御さんの多くが経験していることでしょう。 親としては愛情を注いでいるつもりでも、意外にも子どもには伝わっていなかったり、逆にそれが窮屈と感じている場合があります。今回は子どもへの適切な接し方についてまとめてみました。

目次

子供のSOSを見逃さない!

子どもはなにか困ったことがあったり、助けてほしいことがあると反射的にそれを表現します。なににどう困っているのか、言葉にまとめる能力がなくても、取り得る手段で必死に伝えようとしているのです。
身体面だけではなく、子どもなりにも精神面でも強いストレスを感じたりすることはあります。そんなとき「助けてほしい!」と出しているSOSのサインを見逃さないようにしましょう。

SOSの種類を知ろう

1. 指しゃぶり、爪噛み
 指しゃぶりはよく赤ちゃんに見受けられる仕草です。口に手を持っていくのは、なにかを口にいれることで安心を得ようとしている証拠。赤ちゃんが母親の乳房を吸っているような感覚で、指をしゃぶっていることがあります。
爪噛みは比較的子どもが成長してもみられる場合があります。ひどい時は、大人になってもその癖が治らないという人もいますね。これらの症状は、不安やストレスの表れです。

2. 人のものを隠す
幼稚園などに入園すると、時折人のものを隠してしまう子がいます。一見、意地悪でやっているようですが、実は「やってはいけないことをすることで、人の気をひこうとしている」といった場合があります。
このような場合子どもは、切ない、寂しい、やるせないといった感情を持っていることが多く、それをどのように表現して良いのかわからないのです。もちろんやってはいけないことをしているので、注意しなくてはいけません。しかしやみくもに叱りつけるのでは、子供の不安をさらに煽ってしまうので注意しましょう。嘘をつくといった行為も、似た感情から行動していることがあります。

3. 無表情になる
うれしいことや悲しいことがあると、人はそれが表情に出るものです。子どもはそういったことを親などと一緒に共有することで学んでいきますが、共働きなどで子どもがひとりで過ごす時間が長い場合、学習する機会が少なく、その表現方法を取れないことがあります。

4. 父親や母親以外に甘える
家庭環境が悪い、父親と母親が喧嘩ばかり……など、日常的に甘えられる環境にいない子どもは、父親や母親以外の大人を見かけると一心に甘えようとすることがあります。ほかの大人に甘えることで愛情不足を補おうとしているのです。
そんな子どもの姿を見て、両親がほかの大人に嫉妬しているようではいけません。子どもと向き合って、めいっぱい自分たちに甘えさせてあげる環境を作りましょう。

まとめ

育児はなかなか一筋縄ではいかないもの。子どもの一挙手一投足に振り回されたり、心を痛めてしまったりという親御さんも少なくないでしょう。しかし子どものささいなSOSを見逃さないことで、子どもに関心が向いて、きっとより良い親子関係が作れるはずです。