2019年11月21日 更新

子育てには、「おんぶ」と「抱っこ」どっちがいい?

子供を運ぶ際に「抱っこ紐」を使うのが主流になり、現代ではほとんどの親が「抱っこ」をしています。しかし、日本で昔から子育て時にしていた「おんぶ」には、実はさまざまなメリットがあるとわかっています。今回は「抱っこ」「おんぶ」それぞれのメリット、デメリットをご紹介します。

1,960 view お気に入り 0

現在は抱っこ紐での抱っこが主流

 (5200)

現在は、ほとんどの親が抱っこ紐を使った抱っこで子供を運んでいます。しかし、古来から日本における子育ての主役はおんぶでした。

抱っこが主流になったのは、人気タレントが海外製の抱っこ紐を使っていた昭和50年代後半のこと。それまでは、自宅にある紐や兵児帯などを使っておんぶするのが一般的でした。

それらの紐を自分でつけておんぶするのが難しかったのもあり、簡単に装着できる抱っこ紐は大ブームに。今では、街中で見かける小さな子供連れの親のほとんどが抱っこ紐を使うようになりました。

おんぶのメリット・デメリット

 (5201)

抱っこ紐の登場により主役交代になっていったおんぶでの子育て。しかし、実はおんぶ紐を使ったおんぶにはさまざまなメリットがあります。

おんぶならリュックを背負ったときのように親の両手や身体の前面が空くので、子供の面倒を見ながら家事・作業ができます。忙しい親にとっては、これは大きなメリットと言えそうです。

また、抱っことは違い子供の目線が前(親と同じ方向)を向くので、子供の視界が広がり、脳の刺激になったり、親の行動を疑似体験できたりします。さらに、子供が親の背中で体勢をしっかり取ろうとするため、自然と体幹が鍛えられます。

ただし、おんぶには首がすわっている赤ちゃんでないとできないというデメリットも。また、おんぶ中は子供の顔が見えないので、慣れないうちはママも子供も不安になることがあります。

抱っこのメリット・デメリット

 (5199)

一方、抱っこ紐を使った抱っこには、ものによっては新生児から使えたり、子供に心音を聞かせて安心させることができたり、子供の表情を確認できたりといったメリットがあります。

反面、子供が親の胸やお腹しか見ることができないので視界が狭くなったり、親は抱っこしながら家事をするのが難しかったりするというデメリットもあります。

場面によっておんぶ・抱っこを使い分けよう

現代では「子供を運ぶ=抱っこ紐で抱っこ」という考え方が主流になっていますが、実はおんぶにもメリットはたくさんあります。抱っこだけにとらわれず、場面によって抱っこ・おんぶを使い分けましょう。
11 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

わが子と喧嘩してしまったら……

わが子と喧嘩してしまったら……

赤ちゃんのときは喧嘩のしようもありませんでしたが、3歳ごろからわが子と喧嘩をするようになってきたと悩むママは多いのではないでしょうか。しかし、子どもとの間で喧嘩が起きるのは決して問題があるわけではありません。大切なのは、喧嘩が発生した後の対応なのです。
教育にも!子育てにピッタリな絵本「3選」

教育にも!子育てにピッタリな絵本「3選」

絵本は子どもを楽しませるだけでなく、知育や感受性の向上にも役立ちます。しかし、一口に絵本と言ってもその数は膨大であり、「どれを選んだら良いかわからない」という方もいるでしょう。そこで今回は、特にオススメしたい絵本をいくつかご紹介します。
カジスマ編集部 | 1,644 view
夏休み必読!子供に教えたい効率が良い宿題のこなし方

夏休み必読!子供に教えたい効率が良い宿題のこなし方

夏休みに親の頭を悩ませるのは「子供の宿題」です。計画的にしっかりこなしていかなければ、夏休みの残りが少なくなってから大慌てするのは間違いなし。しかし、頭ごなしに「宿題をしろ」といっても、素直に聞いてくれないのが困りどころ。そんな事態を防ぐため、親としてどのようなアドバイスをしていったらいいかをご紹介します。
子育てで覚えておきたい「周囲を頼る意識」

子育てで覚えておきたい「周囲を頼る意識」

子育てをしていれば、追いつめられたり悩んだりする場面も多くあるでしょう。そんなときに持っておくべきなのが、「周囲を頼る意識」です。周囲を頼ることで、自分も子供も救われるケースは多々あります。両親や行政など、頼れるものには頼っていく姿勢を意識しておきましょう。
子どもが気に入る!手作り入園グッズのアイデア

子どもが気に入る!手作り入園グッズのアイデア

保育園や幼稚園に通う時に必要になるのが手提げ袋や体操着袋、お弁当袋などの入園グッズです。雑貨屋さんに行けば機能的な既製品がいくらでも手に入りますが、かわいい盛りのわが子の持ち物は手作りで用意したいという方も多いはずです。そこで今回はそんなお母さんに向けて、手作りの品を子どもに気に入ってもらうコツを紹介します。
カジスマ編集部 | 7,913 view

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

カジスマ編集部 カジスマ編集部