そもそもコミュニケーション能力とは?
コミュニケーション能力と聞いて、自分の考えや意思を上手に相手に伝えること、とまず思いつくかもしれません。ところが話すのは得意でも、聞くのが下手というケースがあります。相手を尊重してお互いの意思疎通ができて始めて、「コミュ力が高い」と判断できるものです。大人でもコミュニケーションをとるのはなかなか難しいなあ、と感じる方もいるかも。
自分が考えていることを伝える前に、まず相手の話を聞いてあげること。自分が最初に話した場合は、相手の話もきちんと聞く。そうするとお互いの信頼関係ができて、これが対人関係の初歩になります。自分と向き合い、相手とも向き合うこと。この両方が大切です。
コミュニケーション能力を高めるには?
笑顔で挨拶をする習慣を子供につけてあげましょう。それには家庭での教育が一番大切です。両親が挨拶をすると、子供もそれを見て自然に学びます。また、子供の話を親がよく聞いてあげることも大切です。子供のことを知り、お話をさせる機会を増やし、親が子供を愛していることを伝える機会です。上手に相槌を打って、聞いてあげましょう。
また、子供の気持ちに共感する機会を持ちます。相手の気持ちに共感することは、自分の気持ちを受け止めてもらうような体験が無いとできません。そこで、親が子供の気持ちに共感して、相手を尊重することを学ばせます。
また、同時に子供の考える力を養っていきましょう。これはすぐ出る答えだけでなく、「どうして○○が好きなの?」「なぜ○○○なの?」の様な、一言では回答できないような質問を積極的にしてみることです。色々な理由を考えている時、その時こそが、相手に自分の気持ちをうまく伝える能力を磨くことにつながるのです。
多くの人と接するのも大切な経験です。同じ子供同士で接するのもとても大切ですが、それ以外にもご近所の方、先生のお話など、色々なところで見て聞いて学びます。
けんかや口論もコミュニケーション力を伸ばします!
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けんかしたことを頭ごなしに叱らないでください。例えば口論した、けんかした場合、同じことを自分が相手にされたら気持ちがどんな風になるかを想像させてみます。自分が嫌なら他の子も同じだという気持ちに気づかせてあげることです。子供同士のけんかは、できるだけ子供同士で解決するようにしたいものです。
最後にちょっとしたことですが、はきはき話す習慣が大切です。アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した「メラビアンの法則」によると、人の印象は
話の内容から受ける印象:7%
声からの印象:38%
見た目からの印象:55%
声からの印象:38%
見た目からの印象:55%
と、声からの印象が約40%と、大きな割合を占めていることが分かります。
大きな声ではきはき話す習慣、発言することは将来にわたって子供に良いメリットを生み出します。はきはき話すことができると、同じ言葉でも印象が違ってくるからです。
まとめ
ご自分でもコミュ力に自信がないと感じているママでも心配する必要はありません。毎日少しずつ子供と対峙して、色々な会話をしてみてください。多少不器用でも愛情があれば子供にもきちんと伝わりますよ!
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