脱フードロス!身近なところからできるコトとは?

フードロスとは本来は食べることができた食品が、そのまま捨てられてしまうことを指します。これは日本だけでなく世界中で重要視されている問題です。また、新型コロナウイルスの流行によってより一層の注目を浴びています。そこで今回は、フードロスを減らすための工夫や今できることなどを紹介します。

目次

ちょっと意識すれば日常生活でもフードロスは減らせる!

日常生活の中で「本来食べられるものを捨てなければいけなくなる理由」にはどのようなものがあるのでしょうか。家庭からフードロスが発生する原因として、主に以下の3つが挙げられます。

直接廃棄

・買いすぎ
・食品の寿命を縮める保存
・知識がなく食材を調理しきれない
・好みではない贈答品

食べ残し

・作りすぎ
・冷蔵庫などに置きっぱなしにしてしまう
・味の好み
・料理に失敗してしまう

過剰除去

・調理技術の不足
・過度な健康志向
こうして理由を見てみると「買う量や作る量を調節する」「保存方法を考える」「調理をしっかりと行う」などちょっと意識をするだけで、日常生活でフードロスを減らせることが分かります。

食材を長持ちさせる保存!

食材は適切に保存をすることで、長く新鮮な状態を保つことができます。そこで、食材別に最適な保存方法の一例をいくつか紹介します。

・大根
大根は保存する前に葉と白い根の部分を切り分けましょう。根の部分は水分が出てしまうのを防ぐために新聞紙で包み、立てて冷暗所や冷蔵庫の野菜室に入れます。また、大根を半分や1/3などに小さくして保存するご家庭も多いはず。そういった場合は切り分けた大根全体にラップを巻いてから、ジッパー付きの保存袋などに入れたうえで冷蔵庫に入れましょう!

・キャベツ
キャベツは収穫後も葉の栄養を芯が吸い上げて成長を続けます。キャベツを保存する場合は、芯の部分を取り除いておくと鮮度を保つことが可能です。芯を取り除くのが難しい場合は、爪楊枝を芯に向かって刺して成長を止める方法も! 1玉の場合は芯を取り除いた部分に濡らしたキッチンペーパーを詰め、1/2などカットされているものは全体を水分を含ませたキッチンペーパーで全体を包みます。最後にビニール袋に入れ、口を軽く開けた状態で冷蔵庫に入れて保存しましょう。

・肉類
買ってきたお肉は、トレーから取り出し水分を取ってから空気に触れないようしっかりとラップに包んで冷凍保存しましょう。ラップで包んだ後にジッパー付きの保存袋などを使うと、より効果的です。お肉は温度変化によって鮮度が落ちてしまうため、急速冷凍できるように金属のトレーに乗せるのがオススメ!

コロナで増えたフードロスも削減できる!

新型コロナウイルスの流行によって外食の機会が減り、飲食店などが大きな打撃を受けています。それに関連して、飲食店・ホテル・イベントからの仕入れが減ったことで、多くの食品が売れずに残ってしまうことも問題視されてきました。売れ残ってしまった食品は鮮度が落ちれば廃棄するしかなくなり、フードロスにつながってしまいます。

こうした状況の中で、売れなくなった食材・食品を販売する通販サービスが注目を浴びているんです!こうしたサービスでは、生鮮食品や地域の特産品などを通常よりも安く買うことができます。お得に「フードロス削減」「生産者・事業者応援」ができるとなれば利用しない手はないですよね!

とはいえ、お得だからと買いすぎてしまっては結局フードロスにつながってしまうこともあるため、買いすぎには注意しましょう。

ちょっとした意識でフードロス削減を!

日常生活の中でもちょっと意識をすればフードロスの削減が可能です。また、コロナ禍で増えた社会的なフードロスも、通販サービスを利用することで削減に貢献できます。今日からフードロスに対して少しだけ意識を向けて行動してみてはいかがでしょうか!