感染する前に対策を!インフルエンザを予防するポイント

乾燥する冬は、インフルエンザが猛威を振るう季節。健康な成人でも高熱などの症状に苦しめられるインフルエンザですが、小さな子どもやお年寄りの場合は命にかかわることもあります。そこで今回は、普段の生活の中で実践できるインフルエンザの予防法をご紹介します。

目次

予防法①正しい手洗い・うがいを徹底する

インフルエンザは、ウイルスに感染した人が触ったものを触ることで感染する「接触感染」によってうつることが多い病気です。また、くしゃみや咳によって空気中にウイルスが飛散する「飛沫感染」によっても感染します。

インフルエンザに感染しないためには、手洗い・うがいを徹底しましょう。手洗いには石けんを使い、爪の間や指の間、手首までしっかり洗い、よくすすぎます。時計や指輪は外しておきましょう。すぐに手を洗えないときは、アルコール消毒できるスプレーやジェルを使うのも効果的です。

また、外出先から帰宅したときや起床時などにうがいをするのも忘れないようにしましょう。喉の粘膜についているウイルスを洗い流すことができます。

予防法②部屋の湿度を50~60%に保つ

空気が乾燥状態の場合、インフルエンザウイルスが活性化するうえ、喉の粘膜に備わっている防御機能が低下してしまいます。加湿器などを使用し、50%~60%程度の適切な湿度を維持しましょう。加湿器がない場合は、濡れタオルや洗濯ものを部屋の中に干したり、お湯を沸かしたりするのも有効です。

予防法③なるべく人が多い所に行かない

インフルエンザは人から人へと感染するため、流行する時期はできるだけ人ごみを避けるようにしましょう。特に小さな子どもを連れている場合は、必要がなければ人の多い場所への外出は避けたほうが無難です。

また、病院などの体調を崩している人が多い場所に行く場合は必ずマスクを着用し、帰宅後の手洗い・うがいを忘れずに行いましょう。

予防法④規則正しい生活を送る

インフルエンザを予防するには、普段から体の免疫力を高めておくことが重要です。流行する期間は特に栄養バランスのよい食事、十分な睡眠・休養、適度な運動を心がけましょう。

体が冷えると免疫力が低下するため、外出時は防寒具やカイロなどを身に着け、体温を保つことを意識しましょう。

普段の生活の中で予防する意識をしっかり持とう

ご紹介した予防法は、どれも普段の生活の中で簡単に実践できるものばかりです。この時期は普段から予防意識を高めておき、インフルエンザに打ち勝つ健康な体を手に入れましょう。