御社と貴社の違いって?ビジネスメールで間違えやすいポイント!

社会人として、社外の人とビジネスメールのやり取りをする場合には、相手に失礼がないようにしなければなりません。敬語などの言葉遣いや言い回し、表現にも気を遣う必要があります。そこで今回は、ビジネスメールで間違えやすいポイントについて、例文なども交えつつ紹介します。

目次

「御社」と「貴社」の違いとは?気をつけたい表現!

ビジネスメールを作成していて送信先の会社について書く際に、「『御社』と『貴社』のどちらが正解だろう?」と悩む方は少なくないでしょう。確かに、御社も貴社もビジネスのなかでよく聞くものであり、相手の会社を敬う際に使用する言葉という意味では同じです。

しかしビジネスメールで使う場合は、「貴社」が正しい表現。その理由は、御社は「話し言葉」として使用する言葉なのに対して、貴社は「書き言葉」として使用する言葉であるためです。逆に面接の会話などで「貴社は~」という表現をしてしまうのは、誤りなので注意しましょう。

御社と貴社の例文についてもご紹介します。ビジネスメールを作成する際の参考にしてくださいね。

ビジネスメール・履歴書などでの例文

・貴社の○○を拝見し、ぜひ一度お話を聞かせていただきたく思います。
・前職の経験は、貴社においても十分に活用できると考えております。

面接での例文

・少しでも早く御社に貢献できるよう力を尽くします。
・海外展開をしている御社であれば、私の語学力を生かせると思い志望いたしました。

御社・貴社以外で間違えやすい表現は?

御社・貴社以外でもビジネスメールにおいてどの表現が正しいか悩んでしまう言葉は多くあります。例えば「弊社」と「当社」はどちらもよく使う表現ですが、この使い分け方で悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。この2つは弊社が「社外」の人間に対して、当社が「社内」の人間に対して使うものとされています。

弊社・当社には、使い分けに厳密なルールがあるわけではありません。ただし、こうしたマナーを気にする方はいるので、印象を悪くしないためにも、意識して使い分けていくようにしてください。

その他注意しておきたいビジネスメールのポイント

ここまで、文書や商談などの会話の際に気をつけたい呼称についてご紹介してきました。しかし、ビジネスメールを作成するうえで、それ以外にも注意しておきたいポイントがあります。まずは「CC」と「BCC」の使い分けです。

CCは自分と相手以外の第三者にメールの中身を共有してもらう機能であり、BCCはその共有している事実を相手に隠す機能となっています。メールを送る相手に知られずに、送り先以外のメンバーで情報を共有したい際には、必ずBCCを使用するようにしてください。

また、ビジネスメールではWordやExcel、Power Pointなど、相手にファイルを添付して送付する機会も多くなるはずです。送付の際には、以下のポイントを心がけるようにしておきましょう。

・容量は2MBまで
・ファイル名は内容が分かるものにする
・メールの文中にファイル名を明記

ビジネスメールのポイントを理解して、気持ちのいいやり取りをしよう

ビジネスメールは相手を不快な気分にさせないためにも、表現などに最大限の注意を払う必要があります。とはいえ、ポイントさえしっかり把握してしまえば、あとはスムーズに作成していけるはず。今回ご紹介したポイントを参考に、相手と気持ちのいいやり取りを実現していってください!