一緒に長生きを目指して!旦那に健康管理をさせるコツ

休日はゴロゴロしてばかり、食べるものは味の濃いものばかり・・・、旦那さんの生活習慣に不安を覚えることはありませんか?子供と違い、一人前の大人の健康は本人の努力なしに保つことはできません。かけがえのないパートナーと健康で長生きするために、今のうちからできる健康サポートを考えていきましょう。

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肥満は健康の大敵!若い頃の食生活を続けてはいけない理由

若い頃から食べる量はほとんど変わらないのに、年齢を重ねるにつれ太ってしまうのはなぜでしょう。その理由は、心拍や呼吸などの活動で消費される必要最小限のエネルギー量である「基礎代謝量」の変化にあります。基礎代謝量は筋肉と脂肪の比率に大きく影響を受け、10代後半をピークに低下していくのが普通です。若い頃は問題なく消費できたカロリーも、年齢を重ねるごとに消費しきれなくなり、脂肪として蓄積されていくのはこのためです。

筋肉の少ない人ほど基礎代謝量は低くなるため、基礎代謝量を増やすには脂肪を筋肉に変えることが最も効果的であると考えられています。基礎代謝量を増やす方法として厚生労働省はウォーキング、水泳などの有酸素運動や筋肉を増やすトレーニングを推奨していますが、忙しい生活の合間を縫って、ただでさえ疲れている体を鍛えるのは至難の業といえるでしょう。

そこで、旦那さんの健康管理のためには、食事の炭水化物の量を控えめにするなどして余分なカロリーを摂取させないことが第一です。そのうえで、通勤は一駅分歩くなどの実現可能な運動を提案することで、筋肉量を減らさないよう気を配ることが大切になります。

働き盛りはお付き合いが断れない……ならば!

規則正しい生活や栄養バランスのとれた食事、適度な運動などを心がけたとしても、どうしても断ることができないのがお酒のお付き合い。1日に飲む量が多いほど、肝機能障害を引き起こしやすくなります。また、飲み続ける期間が長いのもその危険性を高める要因になるため、休みの日はお酒を飲ませないなどして、休肝日を作るようにしましょう。

会社の付き合い以外でも日常的にお酒を飲む旦那さんへの配慮としては、空腹時にお酒を飲ませないよう先にご飯を食べさせることや、お酒のつまみの質を工夫することなどが必要です。お酒の肴には塩分や油分の多いものが好まれますが、魚や野菜、海藻などを取り入れた料理で栄養素の偏りを防ぐことも大切です。

50代からの健康管理はもっと大変……だからその前に!

命ある限り老化を避けることはできませんが、その速度は個人の生活習慣によって差が出ます。太り過ぎは様々な病気の原因になりますが、感染症に罹りやすくなるリスクもあるため、痩せすぎもよくありません。

健康的に長生きをするためには、身長や年齢に応じた自身の適正体重を知り、それを維持するように体重や食事の管理を行うことが肝心になります。健康診断や人間ドッグの結果は夫婦や家族で共有し、日常生活での課題をあぶり出すことが必要です。検査機関から受けたアドバイスを無理なく生活に取り入れられるよう、食生活などの生活習慣をさりげなくサポートして、夫婦でより長生きできる体を目指してみましょう。

生活習慣病を予防して夫婦で長生きを!

これは肥満の原因になる、それは貧血のもとになるなど、生活習慣に潜む危険をいくら訴えても、旦那さん本人に危機感がなければ改善は難しいものです。無理のない範囲で旦那さんの健康サポートを始め「最近目覚めが良くなったね!」「ちょっと痩せた?」など声をかけることで、モチベーションを維持しましょう。
「何とかもおだてりゃ、樹に昇る」というケースですね。