夏のスーツを選ぶ際におさえておきたいポイント!

最近ではノージャケットなどのクールビズも浸透してきましたが、まだまだ営業や訪問などをする場合はジャケット着用が必須ということもあるはず。そういったとき、厳しい暑さの中で少しでも快適に過ごすことができるように、今回は夏用のスーツ選びについてご紹介していきます。

目次

生地の素材に注目!

夏に着るジャケットを選ぶのであれば、その生地や素材に注目しましょう。まずは、夏のジャケット向きの素材・生地をいくつかご紹介していきます。

強撚ウール

その名前の通り、ウールを強く撚って作られた糸で織られた生地です。強撚ウールの生地の特徴として、着心地がさらっとしており、通気性や清涼感に優れている点が挙げられます。見た目もビジネス向きなので、外回りや営業などでも活躍してくれるでしょう。

モヘア

モヘアとはアンゴラ山羊からとれる毛を指します。モヘアを使用した生地の特徴として、通気性に優れ、熱がこもりにくいことが挙げられます。生地に光沢感もあるため、ビジネスの場でも問題なく着用可能です。

リネン

リネンは麻を使用した生地を指し、夏の素材の定番としても知られています。リネンの生地の特徴として、吸水性や発散性に優れ、生地がしなやかで涼しさを感じさせてくれることが挙げられます。ただしリネン100%のものはシワになりやすく、見た目もカジュアルな印象が強いため、フォーマルな場へ行く場合は混紡素材のものを選ぶようにしましょう。

トロピカル

トロピカル素材とは、ウールを使用した「トロピカルクロス」と呼ばれる生地を指します。トロピカル生地の特徴として、軽くてさらりとした着心地と抜群の通気性が挙げられます。クールビズ向けのジャケットなどでは、この素材を使用していることが多いです。

ホップサック

ホップサックとは斜子織りされた平織りツイードのうちの一つで、ビールの材料のホップを運ぶ麻袋が名前の由来となっています。ホップサックの記事の特徴として、凹凸のある生地感で軽やかな風合いや優れた通気性が挙げられます。

裏地にも注目!

夏でも快適なスーツを選ぶ際は素材・生地だけでなく、上着などの裏地にも注目しておきましょう。

背抜き仕立て

「背抜き仕立て」とは、前身と背中側1/3程度の部分に裏地がつけられた仕立てのことを指します。裏地を削っている分、通気性も良くなり重さも若干軽くなっています。

半裏仕立て

「半裏仕立て」とは、背中側は先ほどご紹介した背抜き仕立てと同様で、それに加えて前身の裏地も半分ほど削ったものを指します。裏地の大部分をカットすることで、ジャケットが軽くなり通気性も良くなるため、夏のジャケットでは定番とされています。

アンコン仕立て

「アンコン仕立て」とは、「アンコンストラクション(Un-construction)」の略で肩パットや裏地などをなくした仕立てを指します。一般的なスーツなどとは違い、ソフトで軽やかな着心地が特徴的です。

機能性重視のスーツも見逃せない!

夏用のジャケットやスーツを選ぶ際は、その素材や仕立てに注目をするのが一般的です。しかし、最近では吸汗速乾や接触冷感などの機能性に優れたものも発売されています。素材や仕立てを選ぶのと同時に、そうした機能性を備えたものにも目を向けてみましょう。

ジャケット着用でも夏を快適に!

最近は素材だけでなく機能性にこだわったスーツやジャケットも多くなっており、それらを着用していても以前より快適に過ごしやすくなっています。暑い夏を乗り切れるように、夏用のアイテムを1着は持っておくと良いかもしれません。