実は全然磨けていない!?正しい歯磨き方法とは?

あなたは自分の「お口の手入れ」に自信がありますか?おそらく、ほとんどの方は毎日歯磨きをしていると思います。しかし、日本人の成人の約8割は歯周病にかかっているともいわれており、歯磨きだけでは歯と口内のケアは十分にできていないことも。今回は虫歯や歯周病を予防するのに効果的な、正しい歯磨き・お手入れの仕方をご紹介します。

目次

歯磨きは特に「夜」が大切!

歯磨きは最低でも1日2回、朝晩にするべきと言われています。中でも、特に大切なのは「夜」の歯磨き!寝ている間は唾液の分泌量が減り、口内の虫歯菌や歯周病菌が増殖するため、寝る前にしっかりと歯垢を落とす必要があるのです。夜の歯磨きは特に丁寧におこない、歯垢が残らないようすみずみまでよく磨きましょう。

歯磨きで歯垢を落とすコツとは?

ただし、ただゴシゴシと歯ブラシを歯に当てているだけでは、歯垢が十分に除去しきれないことも。正しい歯磨きの方法を身に着けて実践することが大切です。

歯垢をきちんと落とすには、歯垢の溜まりやすい「歯と歯茎の間」「上の歯と下の歯の噛み合わせ部分」「歯と歯の間」を意識して歯ブラシを当ててください。歯ブラシはペンを持つようにして軽く握り、歯の表面だけでなく、それらのポイントにもやさしく当て、小刻みに動かすようにしてブラッシングします。「歯を1本ずつ磨く」という意識でブラッシングすると、普段よりも丁寧な歯磨きができます。

フロスや歯間ブラシも忘れずに

残念ながら、歯と歯の間や溝の歯垢は歯磨きだけでは取りきれないことが多いもの。そんなときに役立つのが、フロスや歯間ブラシです。

日本では「お口のケアは歯磨きだけ」という人も多いですが、欧米ではフロスや歯間ブラシを使うのは常識と言われています。取りづらい場所の歯垢もちゃんと絡め取ってくれるため、歯間の虫歯や歯周病の予防に効果的。ぜひ毎日併用して、歯垢が残らないようにケアしましょう。

正しいケアで健康な歯と口内を保とう!

永久歯は失うと二度と生えてこない、「一生モノの財産」。歯を失ったままだと身体の健康を損なったり、認知症のリスクが上がったりと危険なため、健康な歯はできるだけ長く残しておく必要があります。ぜひ今日から正しいお口のケアを始めて、いつまでも元気なあなたを目指しましょう。