パソコンが熱い！そんなときは……

パソコンを動かしているとき、内部では様々な処理が行われ、パソコンは自然と熱を持ち始めます。しかし、こうした熱を逃がすために、パソコンの使用中は内部で冷却用のファンが回り排熱を行っています。そのため、通常であれば、そこまでパソコンが高温になることはありません。

しかし、パソコン自体の熱に加えて室温などが高い場合は、パソコンがどんなに排熱を行っても内部の温度が下がらず熱を持ち続けてしまう可能性も……。そうした状態が続くと、CPU・HDD・メモリーなどに悪影響を及ぼし、エラーが頻発したり最悪の場合は故障に繋がったりしてしまうため注意が必要です。

・室温を下げる
単純な方法ですが、パソコンの温度を下げたいのであれば、室温を下げることが有効です。夏本番になれば、締め切った室内の温度は40～50℃以上と非常に高くなります。そのような室温ではパソコンの故障以前に命の危険もあるため、パソコンだけでなく自分自身のことも考えて冷房などでしっかりと室温を調整しましょう。

・パソコンの通気口やファンの掃除をこまめに行う！
パソコンの通気口や冷却ファンにほこりが溜まってしまうと、排熱が効率よく行えず熱が内部にこもってしまいます。そのため、通気口やファン周辺の掃除をこまめにするようにしましょう。

・直射日光を避ける
一般的にパソコンの内部にあるハードディスクは50℃を越えると壊れやすくなる危険性があります。夏の直射日光が長時間パソコンに当たっていると、あっというまに50℃を越えてしまうため注意が必要です。

・節電機能の活用
パソコンの消費電力が少なくなれば、発熱量も抑えることができます。一定時間使用しないときはスリープモードにしたり画面の光度を下げたりするなど、消費電力を少なくするのも一つの手です。

熱と同時に注意しておきたいのが湿度です。湿度が高い場所でパソコンを使用し続けていると、結露によってパソコンが故障してしまう可能性があります。熱の対策と合わせて湿度の対策ポイントもおさえておきましょう。

湿度対策の最も簡単な方法としては、熱の対策と同様に部屋の湿度を下げることが挙げられます。除湿器を使用したり、窓を開けて空気を入れ替えたりして部屋の湿度を下げるようにしましょう。

洗濯物を部屋干しすることで、室内の湿度が上昇してしまいます。部屋干しをする際は、パソコンを置いている部屋とは別の部屋に干すようにしましょう。

観葉植物や水槽は湿度を上げる原因となるため、できるだけ違う部屋に置くなどしておくとよいでしょう。パソコンと同じ部屋に置きたい場合は、風通しのよい窓の近くに置くのがおすすめです。

暑さの厳しい夏が来る前に！いざというときに困ることのないように、今のうちから対策を考えておく必要があります。自分自身もパソコンも暑さに負けないように、十分な対策を行っていきましょう。