暑いのに冷える!?夏の冷え性にご用心!

夏は暑いため冷え性とは無関係なイメージがあるかもしれませんが、夏でも冷え性に悩む人が増えているようです。体が冷えてしまうことで健康にも悪影響が出てしまうことも…。今回はそんな夏の冷え性についてまとめてみました。

目次

夏の冷えはどうして起こる?

▼冷房に頼りすぎ…
暑い夏は冷房をきかせて涼しい部屋に居たい、と思う人が多いはずです。しかし冷房のきいた涼しい部屋に長時間いると体がその涼しさに慣れてしまいます。すると外に出た際、体が温度差に順応できず自律神経が乱れてしまい、体温調節や血流の調節が正常に働かずに冷え性を引き起こすと言われています。

▼冷たいものばかりとってる…
夏はアイスを食べたり冷たい飲み物を飲みたくなりますよね。また、食べ物もそうめん等の冷たいものが多くなりがち…。体が熱をもっている時は効果的ですが、とりすぎてしまうと血流が低下してしまい冷え性に繋がります。

▼筋力の低下…
暑い時に運動するのはしんどい。その気持ちはわかりますが、その結果運動不足が進んで筋力が低下すると、体内で体温の維持に必要な熱を十分に作り出すことができなくなってしまいます。また運動が低下することによって、血液を送る筋肉に刺激がいかず血流が悪くなり、その結果作った熱を体全体にいきわたらせることができなくなってしまいます。特に女性は体質的に男性よりも筋肉量が少なく脂肪が多いため、その傾向が強く注意が必要です。

冷やしすぎはトラブルのもと!?

▼自律神経が乱れる!?
涼しい室内と熱い室外の温度差や、冷えた状態が続くことで自律神経が乱れてしまう恐れがあります。自律神経が乱れることで「寝付きが悪くなる」「感情のコントロールがうまくいかない」といった症状や、女性の場合は「生理不順や生理痛が重くなる」といったことに繋がる可能性があります。

▼冷えは万病のもと!?
人は体温が下がると免疫力が低下すると言われています。免疫力が下がることで、正常な状態であれば問題のないウイルスにも感染しやすくなってしまいます。またエアコンなどによって室内が乾燥していると、粘膜も乾燥してしまいウイルスが体内に入り込みやすくなってしまうので気をつけましょう。

夏の冷えから体を守るには!

▼バランスの良い食事を!
唐辛子や生姜、ネギや根菜類など体を温めてくれる食材を積極的に摂取するようにしましょう。また体内で熱を作るのに欠かせないたんぱく質を含む肉や魚、大豆などを食べるのも良いとされています。

▼羽織れる衣服をもっておく!
オフィスや公共の場などでは空調を自分に合せて調節することができません。少し肌寒くなっても対応できるように膝掛けや、ちょっと羽織れる上着などを携え調節できるようにすると良いでしょう。

▼湯船に浸かる
夏の入浴はシャワーだけで済ませるという方も多いかと思いますが、湯船に浸かることで体全体を暖めることができ血行も良くなります、さらに自律神経のバランスを整えることにも繋がるので毎日でなくても適度に湯船に浸かるようにしましょう。

夏は暑い!でも冷やしすぎはNG!

夏は暑いのでついつい体を冷やし過ぎてしまいがちです。冷やし過ぎに注意して健康的に夏を過ごすようにしましょう。
冷やしすぎを意識しすぎて、必要以上の我慢は熱中症や脱水症状の危険性が出てきます。
自分の体調と気温の変化を常に意識して、快適な夏を過ごしましょう。