仕事と育児を両立するには、カンペキを目指さない!?

育児をしながらの家事や仕事は両立できるのでしょうか?育児が初めての方なら、「良妻賢母」という言葉に自信を喪失するのではないでしょうか。産後すぐに職場復帰予定の方や育休中のママ、出産してある程度の時期になったら仕事を始める予定の方は、この問題は他人ごとではありません。育児や家事と、仕事を上手に両立する方法について考えてみましょう。

目次

仕事と育児を完璧に両立させるのは難しい

独身時代か子供がいない時期なら、仕事と家庭はある程度両立できるでしょう。
加えて、休日はご主人とゆっくり過ごしたり、自己啓発をしたり、ちょっとした旅行にも行くことができます。
こんな風に仕事もこなして、私生活も満喫してきた人が出産し、いざ社会復帰!と意気込んでも、以前と同じ生活はできません。

・両立は適度に、「完璧は無理」を前提に

「これまでのライフスタイルと同様に過ごすのは無理」という意味です。
専業主婦であっても、1人の赤ちゃんの世話をするのに振り回され、家事もこなすというのは大ごとで、仕事を持っているなら猶更に大変です。独身時代の自分と、仕事を持つ母親の自分を比較した場合、独身のような仕事をこなせなくなるのは当然でしょう。
完璧を求めずに最初から両立は無理だというベースで計画を立ててみましょう。ある意味開き直りが大切です。

時間がないから優先順位を考える

働きながら2人も3人も育てている先輩ママを見ると本当に頭が下がります。
日中は仕事をこなしながら、子供のことにも神経を張りめぐらせるのですから、気の休まる暇もありません。
先輩ママは最初の子供の養育を糧に徐々に知識や経験が増えてきたと言っています。それは忙しく時間のない中での工夫だと言います。

・仕事・家事・子育てをタスク管理!

1日は24時間しかありません。先輩ママは、何が優先順位として高いのか?家事・仕事・子育てに順位をつけてそれに従って動いてみるのだそうです。
・仕事の段取り
・家族の食事
・掃除
・洗濯
・買い物
・保育園の送迎
etc...
と、時間が無い中でこなしきれず、あれもこれもやらなきゃと焦りが生じると負の連鎖が始まります。
今日絶対にやらなくてはいけないことだけに絞り、優先順位をつけることで、少し気持ちに余裕ができるのではないでしょうか?
そんなときに、PCやスマホのタスク管理アプリなどを使って、毎日のやることをタスクとして登録します。1日24時間という限られた時間は、いつの時代も変わりません。
ですが、独身時代と同じ時間内で、倍以上のタスクをこなすことになります。
そのため、いくらスケジュールを立てても、その通りにできるわけはありません。
当然後回しになるタスクはどんどん溜まるでしょう。その場合は時間をやりくりして、まとめて片付ける工夫なんかも大切です。

・おおらかにとらえる

やらなくてはいけないタスク意外のタスクが全てクリアできなくても、半分できていればOKというように緩く構えてみましょう。全部を自分に求めすぎると、気が滅入ってしまいます。少しずつ、「今日はここまでできた!」と達成できた部分を喜びましょう!

家族が健康に過ごすことが大切

特定の家事を後回しにすることで家族にツケが回るのは避けたいことです。日常生活で一番の問題は誰かが病気になることです。それは子供が病気になることだけでなく、自分の体調が悪くなることだってあります。家族が健康であれば問題なく過ごせることも、誰かが不調になれば色々な負担が増えてきます。
自分のためにも、子供と一緒に早寝をする、たまには家事をご主人に代行してもらう、家事代行サービスを使うなどの工夫が必要です。自分、子供、ご主人の健康に一番気を遣いましょう。それがうまく過ごすコツです。

自分だけで煮詰まらないために!

育児は周囲の頼れる人に助けてもらいましょう。意地を張らないで、周りの人の助けを借りましょう。
例えば、
・旦那さん
・互いの両親
・兄弟姉妹
・仲の良いご近所さん
・ベビーシッター
など。
積極的に周囲の意見を取り入れることも大切です。
また、子供はおじいちゃんおばあちゃんと触れ合う時間が長ければ、情緒豊かになるともいいます。孫との触れ合いを楽しみにしているおじいちゃんおばあちゃんなら、喜んでもらえるのではないでしょうか?

仕事を適度に両立するために

今の日本は子育てする女性にとって、まだまだ厳しい環境が多いといいます。
日ごろから会社の同僚とは上手にコミュニケーションをとっておくことが大切です。
仕事中に、いきなり保育園から迎えに来てほしいと言われて困ってしまうこともあるかもしれません。
そんなとき、自分の環境を理解してくれる味方がいると、早く退社せざるを得ない時にも少しは気が楽になります。
それでも子供の都合で早めに退社せざるを得ない時は、仕事の形態を変えるというのも一つの手です。子育て支援、育児休暇、時短勤務などを活用しましょう。

まとめ

全てに全力投球したい気持ちはわかります。しかし、理想が高い方に限って煮詰まってしまいます。50%できれば良い、自分をほめるというようにしないと、すぐ限界がきてしまいます。時には料理を手抜き(それを感じさせない工夫をしながら)するのもいいですし、食事の宅配サービスなどもいろいろ揃っています。
とにかく孤軍奮闘は禁物。上手に周囲を巻き込みながら子育てと仕事、家事をこなしましょう。