子供のため、どんなときでも夫婦はお互いをリスペクトしよう

良好な家庭を築いていくためには、夫婦がお互いをリスペクトしていく姿勢が非常に大切です。リスペクトし合わず夫婦喧嘩ばかりしていると、自分たちだけでなく子供に良くない影響が出てしまう可能性もあります。子供の順調な成長のため、夫婦の関係を1度見直してみましょう。

目次

夫婦の円満な姿は子供にとって大切!

夫婦がお互いにリスペクトし合えば夫と妻双方にとって多くのメリットがありますが、それだけでなく子供にもいい影響を与えてくれます。家庭が穏やかであれば、子供の情緒は安定するといわれており、順調に成長してくれるはずです。また、夫婦がお互いに思いやりを持てば、自然と子供にも思いやりの心が身についていくでしょう。

逆に夫婦喧嘩が絶えず、常に家庭内がギスギスとした雰囲気だと、子供の成長に大きく悪影響を与えてしまう恐れがあります。特に喧嘩で感情的になるあまり、子供の前でもお構いなく汚い言葉を使ったり、ヒステリーになったりしてしまうのは、絶対にNGです。

夫婦喧嘩が及ぼす子供への影響

夫婦は常に仲良しなのが理想ですが、ときには喧嘩をしてしまうことがあるかもしれません。人間であれば多少の喧嘩はつきもの。しかし、そんなときに頭に入れておきたいのが子供の存在です。アメリカの学術機関の調査によれば、両親の喧嘩する姿を見て育った子供には、以下のような影響を与えるといわれています。

・暴力に発展するような喧嘩をする両親の子供は、他者の感情を読む能力が低い
・激しい口論をする両親の子供は、他者の感情を読みすぎる
・両親の喧嘩を長期間見続けていた子供は、自身の感情をコントロールしにくい

いずれも決していい影響ではなく、両親の喧嘩がいかに子供に悪影響であるかを表しています。子供の健やかな成長を望むのであれば、なるべく夫婦喧嘩を子供の前ではしないよう心掛けましょう。

たとえ夫婦喧嘩をしてしまったとしても……

なるべく喧嘩をしないよう心掛けるとはいっても、夫婦に喧嘩はつきものです。そこで求められるのが、落ち着いた大人らしい喧嘩。ヒステリックになったり暴力に訴えたりするのではなく、しっかり冷静に自分の不満や怒りなどを相手に伝え、どう解決していくかを2人で探っていくような喧嘩を心掛けていきましょう。

子供からすれば両親が喧嘩すること自体を嫌がるかもしれません。それでも喧嘩の方法次第では、悪影響を少しは抑えられるはずです。逆にうまくいけば自分の気持ちをしっかりと整理して口に出していくのが大事だと、理解してくれるかもしれません。

どんな時もリスペクトを忘れずに

長い時間を夫婦として過ごしていれば、腹の立つことはたくさん出てくるもの。しかしそんなときこそ、感情に任せて言いたいことを主張し合うのではなく、相手の言い分も聞きつつ、リスペクトを持ちしっかり話し合っていくのが大切です。

子は親の鏡という言葉があります。子供を順調に育てていくためにも、夫婦の関係は自分たちの次元だけのものと考えず、子供の将来を左右する、くらいに考えて、最大限の注意とリスペクトを払っていきましょう。