2018年6月20日 更新

指導役が知っておきたい後輩・部下に響く叱咤激励ワード

指導役の仕事は、後輩や部下が一人前の仕事をできるようになるまで、経過を見守り、指導すること。指導役の接し方、すなわちコーチングスキル次第で、後輩や部下が伸びるかどうかが決まると言っても過言ではありません。接し方の中でも特に大切なのは、失敗や成功のタイミングでかける言葉の選び方です。では、どんな言葉をかければ後輩・部下のモチベーションは上がるのでしょうか?

618 view お気に入り 0

期待していることを伝える

 (3015)

後輩や部下を上手に育成したいなら、まずは仕事に前向きになってもらうことが重要です。人は期待されていると感じるとやる気が出て、積極的に行動するもの。前向きになってもらいたいなら、「この仕事は任せるよ」「君ならきっとできる」などと、期待していることを言葉にして伝えましょう。

何のフォローもなく仕事を丸投げしたり、失敗したときに「期待したのが間違いだった」と責めたりするのはNG。「任せる」といっても最低限必要なフォローはしっかり行い、失敗しても相手の罪悪感を煽るような叱責は控えましょう。

成功したときは褒める・感謝する

 (3016)

後輩や部下が仕事で成果を上げたときはきちんと褒めましょう。認めてもらえたと感じてさらにやる気が出ますし、「この先輩(上司)はしっかり自分のことを見ていてくれる」という気持ちにさせることができ、信頼関係を築くことにもつながります。また、後輩・部下のおかげでチーム全体に良い影響がもたらされた時などは「ありがとう、○○さんのおかげだよ」と感謝の気持ちを伝えましょう。

叱責と指導を混同しない

 (3017)

とはいえ、ただ褒めたり認めたりするだけでも後輩・部下は育ちません。時には間違っていることを指摘したり、改善させたりといった指導の機会が必要です。

この際も「どうしてできないんだ!?」「この程度もできないなんて」などという厳しい言葉、人格を否定するような言葉を選ぶのはNG。後輩・部下も失敗したときは自分の至らなさをよくわかっているのですから、声を荒げたり頭ごなしに叱ったりしてさらに追い詰めるのは逆効果です。

指導の目的は自分の怒りや不満を後輩・部下にぶつけることではなく、同じ失敗を繰り返さないように正しい方向に導くこと。感情的にならず「今後は○○ができるように、こういう風に改善していこう」と提案したり、「どうしたらできるようになると思う?」と解決策を考えさせたりといった方法を取りましょう。

後輩や部下は育て方次第で大きく成長する!

もちろん元々持っている能力には個人差がありますが、多くの人は有能な指導者の下につけば大きく能力を伸ばすことができます。後輩や部下を伸ばせるかどうかはあなた次第。ぜひ適切な声かけを意識し、彼らの能力を伸ばしてあげてくださいね。
11 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

海外セレブが実践しているモチベーションアップ術!

海外セレブが実践しているモチベーションアップ術!

どんなキャリアのある人でもずっと同じモチベーションで仕事を続けるのは難しいのではないでしょうか?自分自身のことに置き換えると、年明けにしっかり今年の目標を立てたのにいつの間にか忘れているなんてこと……ありませんか? 海外のセレブが実践しているモチベーションアップ術があります。ここではそのとっておきの3つの方法をご紹介します。
御社と貴社の違いって?ビジネスメールで間違えやすいポイント!

御社と貴社の違いって?ビジネスメールで間違えやすいポイント!

社会人として、社外の人とビジネスメールのやり取りをする場合には、相手に失礼がないようにしなければなりません。敬語などの言葉遣いや言い回し、表現にも気を遣う必要があります。そこで今回は、ビジネスメールで間違えやすいポイントについて、例文なども交えつつ紹介します。
音楽で心を豊かに!大人になってからでも始められるおすすめの楽器とは?

音楽で心を豊かに!大人になってからでも始められるおすすめの楽器とは?

楽器は子供の頃に習っておかないと難しいという印象を抱いている人が多いかもしれません。しかし、大人になってからでも楽器を趣味にすることは十分可能です。仕事や家事で疲れた心を豊かにしてくれる楽器の魅力について、今回は詳しくご紹介していきます。
職場での人間関係が悩み……解決の方法とは?

職場での人間関係が悩み……解決の方法とは?

仕事上での悩みを抱いている方は多いかと思います。中でも「人間関係の悩み」を抱えている方は多いのではないでしょうか。場合によっては仕事を続けるモチベーションを保てなくなるくらいの「人間関係の悩み」。解決するための方法はあるのでしょうか。
仕事で1UPするために!ミスせず上質な仕事をするポイント

仕事で1UPするために!ミスせず上質な仕事をするポイント

新入社員の時期は誰でも日々緊張の連続でしょう。仕事に慣れるだけで精一杯、ミスしたら本当にダメージは大きいものです。上司や先輩がバリバリ仕事をしているのに、なぜか自分はミスばかり。もちろん新人や職場に慣れていない人に厳しい要求をしてくることはあまりないかもしれませんが、それでも1UPして上質な仕事をしたいものです。ここではミスを繰り返さない方法をご紹介します。

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

カジスマ編集部 カジスマ編集部