2019年2月16日 更新

紫外線で固まる「レジン」アクセサリー作りの基本

紫外線で固まる透明な液体に、ビーズやラメを埋め込んで作るレジンアクセサリー。レジンアクセサリー作りに必要な材料は100円ショップで揃えられるので、主婦の趣味としてもお子さんの遊びとしても非常に人気です。今回はUVレジンの基本の扱い方と、揃えるべきアイテムを紹介します。

317 view お気に入り 0

レジンとは?

 (3621)

レジンは日本語でいうと「樹脂」のこと。もともとは創作材料としてではなく、接着や硬化を目的に工業用として使われていた素材でした。レジンは日光やUVライトの紫外線を当てて固めるものとして認知を広げていますが、そういった「UVレジン」のほかに、主剤と硬化剤を混ぜて固める「エポキシレジン」という素材もあります。

「UVレジン」は安価で手に入り、扱いも簡単なので趣味のアクセサリー作りにはぴったりでしょう。エポキシレジンは加工のバリエーションが豊富で、透明度も高く仕上がるのでアクセサリー作家などのプロに重宝されています。この記事では、より気軽にアクセサリー作りが楽しめる「UVレジン」に話題を絞って、工作の手順や必要な材料をご紹介しましょう。

用意するものは?

 (3624)

UVレジン工作は、好きな型にレジン液を流し込んで、色をつけて固めるのが基本の作業です。最低限の材料を揃えるだけなら500円くらいの予算で始められるます。

▼UVレジン液
作品のベースとなるUVレジン液は100円ショップや手芸屋さんで購入できます。硬化した後もある程度柔らかいソフトタイプと、硬化後にはハサミでもカットできないほどのハードタイプがあるので、完成イメージに近いほうを選びましょう。
一般的に、値段が高いもののほうが硬化不良を起こしにくいといわれています。

▼型やフレーム
レジンは、冷凍庫で氷を作るのと同じ感覚でシリコン製の型に入れてもいいですし、手芸用の金具を土台にしてもかわいらしく仕上がります。レジンの扱いに慣れるまでは、何回も繰り返し使えるシリコン製の型で練習してみてはいかがでしょうか?

▼着色剤・調色スティック
レジン液は透明なので、色は専用の着色剤を混ぜて着けます。着色剤には粉末タイプと液体タイプがあり、レジン液を均一に染めたい場合は液体のほうが扱いやすいでしょう。マニキュアでも代用可能ですが、マニキュア液の量が多すぎるとレジンが固まらなくなってしまうので注意が必要です。

着色剤をレジン液に混ぜるときは、スティックの端がヘラ型・ニードル型になっている専用の調色スティックが便利。お店に見当たらない場合は爪楊枝で代用しましょう。

▼装飾
ビーズやスパンコール、押し花など、好きな装飾を組み合わせて、世界にひとつだけのアクセサリーを作れるのがレジンの醍醐味です。手芸屋さんや100円ショップで材料を探す段階からでも結構楽しいですよ♪

▼そのほか
固めたレジンに金具やひもなどを通したいなら、穴を開けるピンバイスもあったほうが便利です。また、作品の表面にツヤを出したければ、レジン液を塗りつけるための筆も必要です。

レジンアクセサリーを上手に作るコツは?

 (3627)

UVレジンは太陽光で固まるので、晴れの日は日光がよく当たる場所に放置して固めます。そのとき、透明なカップで周りを囲っておくと、固まっている途中にホコリがつくのが防げます。天気が悪いと固まらなかったり、固まるまで時間がかかったりするので、自分のペースで作業をしたいときはUVランプを買うのがおすすめです。UVランプなら、5~10分でレジンが固まります。

レジンの厚みがあるものは一度に固まりにくいので、何回かに分けて硬化させるのがきれいに作るコツです。長時間作業をしていると臭いで頭が痛くなることがあるので、換気はしっかりと行いましょう。

新しい趣味にレジンはいかが?

レジンはアクセサリーを作る過程も楽しいですし、作品を日常生活で使えるのも嬉しいポイントです。自分用にはブレスレット、ピアス、イヤリング、子ども用にはヘアゴム、ヘアピン、キーホルダーなどを作ってみましょう。暗闇で光る蓄光パウダーをレジンに混ぜれば、ハロウィンコスプレなどにも使えますよ♪
11 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

大人になっても粘土遊びがしたい!クレイアートの魅力とは?

大人になっても粘土遊びがしたい!クレイアートの魅力とは?

粘土遊びというと子供の遊びというイメージを持っている方も多いのでは?しかし、粘土を使った「クレイアート」は大人になってからでも楽しめる趣味のひとつです。今回は、クレイアートの魅力や楽しみ方についてご紹介します。
カジスマ編集部 | 1,142 view
アクセサリーやスイーツを粘土で!?大人が楽しむ粘土とは

アクセサリーやスイーツを粘土で!?大人が楽しむ粘土とは

皆さんは子供の頃「粘土」で遊んだことはありますか?イマジネーションを発揮して好きなように粘土をこねて色々なものを作る…そんな粘土遊びが好きだったという方も少なくないはず。実は最近粘土を使ってミニチュアを作ったり、アクセサリーをDIYしたりと、粘土工作を趣味にする大人が増えているんです!今回は大人もはまる粘土工作についてお話していきたいと思います。
カジスマ編集部 | 2,277 view
今、始める家庭菜園!ポイントや初心者にオススメの野菜や果物は?

今、始める家庭菜園!ポイントや初心者にオススメの野菜や果物は?

天気が良い日が続くと、植物も生き生きとして見えるもの。そこで趣味として家庭菜園を始めてみませんか? ここでは、家庭菜園を始める際におさえておきたいポイントや、オススメの野菜や果物について紹介します。
いつでも始められる!生涯スポーツを趣味にして健康的な生活を

いつでも始められる!生涯スポーツを趣味にして健康的な生活を

近年、新型コロナウイルスが流行していることもあり、健康意識が高まったという方も多いでしょう。そんな今だからこそ、健康維持のためにスポーツを趣味として生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。体を動かすことは、健康の維持はもちろん、メタボやロコモの予防・改善にも欠かせません。ここでは、年齢に関係なくいつでも始められる趣味にぴったりなスポーツを紹介します。
コロナ禍で増えたおひとり様!「ソロキャンプ」の楽しみ方は?

コロナ禍で増えたおひとり様!「ソロキャンプ」の楽しみ方は?

新型コロナウイルスの感染拡大に伴ってあらゆるイベントが中止となり、接触や密を避けるため大人数でのお出掛けも難しくなりました。こうした社会情勢もあり、話題となったのが「おひとり様」です。中でも「ソロキャンプ」は2020年の流行語大賞にノミネートされるなど、大きな注目を集めました。そこで今回は、ソロキャンプの楽しさをはじめ、準備するものや注意点などについて紹介します。

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

カジスマ編集部 カジスマ編集部