2017年3月2日 更新

赤ちゃんの夜泣きを止めるには、抱っこして歩くことが効果的

赤ちゃんが夜泣きした時に抱っこしてもどうしても夜泣きを止めさせることができないということもあるでしょう。わかっていることですが、実は抱っこにも秘訣があるのです。 実は同じ抱っこでも座るより、立ったり歩いたりして抱っこしたほうが赤ちゃんの夜泣きを止める効果があります。ここではそんな不思議な抱っこと赤ちゃんの関係を解説します。

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輸送反応という仕組み

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赤ちゃんを抱っこして揺らしたり、部屋の中を歩いたりして泣き止むのを待つという経験がある方もいるでしょう。親が子供を抱いて運ぶというスタイルは赤ちゃんをリラックスさせることが科学的に証明されています。これは輸送反応という仕組みらしいです。

たとえば、ある実験では母親が赤ちゃんを抱いて歩いている時と座っている時では、抱いて歩くほうが赤ちゃんの心拍数は低下して、泣く頻度も10分の1程度になり、かなりリラックスしていることが判明しているようです。

他の哺乳類も同様?

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同じ哺乳類であるマウスでも同様の結果が見られたようです。母マウスが子供マウスを運ぶ時に、子供マウスの首の後ろを持って咥えて移動します。この首の後ろをつまみ上げる動作をすると、子供マウスもリラックスするということがわかっているそうです。
このリラックス反応は母親に協力して自らの身を守るためにするものでもあるということがわかってきてたそうです。わかりやすく言うと、人もマウスも抱っこされて運ばれる時、自分から運ばれやすい姿勢を取り、親に協力するということなのです。

まとめ

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科学的に証明とか言われると、なんとなく難しいもののように思うでしょう。でも、赤ちゃんと一緒に外出した時に抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこしているときに、自然と体を揺らしたり、ゆらゆらしたりしていませんか?

歩いたりすると今まで泣いていた子も泣き止んだりします。これは誰かに教えられたというより、自然に赤ちゃんのリラックス法を身につけているように感じられます。もちろん育児法の本などには書かれているかもしれませんが、このような輸送反応を利用したあやし方は赤ちゃんの本能に基づいたものです。

親が赤ちゃんをリラックスさせる方法を自然と摂って、同時に赤ちゃんも親の動きに呼応して泣き止んで、親に協力をしているということです。
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